十話 W島救援作戦!
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のもつい先日で…」
「 Yes, we can! 」
「…アンタ…ま、いいわ もう…」ようやく彼女は頷いた。
・・・深呼吸し、私とマリーケの魔法力を合わせる・・・・・合わさった。
「見えているか?」「ええ。」彼女も妖精さんと視覚を共有できたようだ。
・・・魔力を高め、杖をタンカーのような大型ネウロイの方向に向ける。
・・・3、2、1
「海の底に、消えろっ!」
ーーーその瞬間、大型ネウロイの頭上に火の玉が生まれた。あっという間に膨らんでいくソレに ネウロイの全体の1/3が呑み込まれ、残る2/3も爆風によって圧壊し、やがて全てが粉々になったーーー
「・・・やったわね。」息を乱したマーリケが言う。やはり凄まじい威力を出した分,消耗が激しかったか。
「確かにやったな、
…大型ネウロイはな。」そう、まだ小型が残っている。
「もう小型しか残っていないせいか、南に逃げ出し始めたみたいだな。」
「海峡の南の出口は封鎖されているのでは?」シャルンホルストが言うとおり、海峡の出口は防潜網をネウロイ用に改良したものや機雷で封鎖されてはいるが、
「数が減ったとはいえ、一度にたくさんのネウロイが来たら突破されるかもしれない。」
だから、「空を飛んで先回りするぞ!」 実は今回、両用ユニットを履いていた。ほとんどの者が初陣という状況では 思わぬトラブルが起こりかねない…それに対応するには空も飛べた方が良いと考えたのだ。
他に両用ユニットを装着しているのはツェッペリン…彼女と共に飛び立った。
・・・「見つけたぞ。」
「敵群発見か。よろしい。攻撃準備! 蹴散らすぞ!」
「待てツェッペリン。」「何だ?」
「ここから先に、海峡で一番狭くなるところがある。そこで‘‘アレ”を投下するぞ。」「なるほどな。」
先にその地点へ飛んだら、水上型の群れを待つ。
……しばらくして、ヤツらがやってきた。そして先頭がそこを通る直前、
「「投下!」」
投下したのは、本来は投げるものでないネウロイ用の侵入防止網。空中で大きく広がり、小型ネウロイの群れに覆い被さる。
マナを込めたソレはネウロイの動きを鈍らせ、網がかからなかった後ろのヤツも先に進めず、とうとう詰まってしまう。
「では、トドメは任せます。」───ルーデル大尉。
◇ ◆ ◇
「スーツカ中隊、我に続け!」
ルーデルの号令と共に、ビームで網を破ろうとするそのカタマリに急降下するウィッチたち。適正な高度まで降下し、‘‘倉庫”から爆弾を取り出し 投下する!
ーーー異空間倉庫のおかげで、より大型の,より多くの爆弾を落とせるようになった彼女た
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