暁 〜小説投稿サイト〜
大海原の魔女
十話 W島救援作戦!
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中攻撃をされそうなら、」
 シャチのようなものから上陸用舟艇に似た輸送タイプまで、集結したネウロイが赤く発光しはじめる。
「左右に分かれて回避! 」


 数瞬後 無数の光線がそこを貫いた。

「ッ無事か!?」「みんなピンピンしていますっ!」「それならいい!」
 それにしても、ネウロイにとってもあの膠着状態は面倒だったようだ。

 単縦陣の欠点の一つが 中央に強力な攻撃や突撃を受けると分断されかねないことだ。 こうして二つに分かれた部隊はそのまま各個撃破されてしまう。トラファルガーの海戦が代表例だ。

 しかし,「それは19世紀の戦術だ。いや,小回りがきかない軍艦の艦隊ならゴリ押しできたかもしれないが…」
 これまで以上の速度で中央に向かってくるネウロイたち。その群れに一斉に銃を向ける。

「 技術の進歩した20世紀に通用すると思うなっ?? 」殺し間に入った先陣を,十字砲火(クロスファイア)で粉砕する!




 ─────────────????




 ネウロイの甲高い悲鳴と グラスが砕けたような音が聞こえた。 後に続いていたネウロイも、先陣がやられたのを見て引き返しはじめる。でもその動きは 私たちにとって都合がいい!

「追撃に移ります。」「Ура!(ウラー!)」「やぁ!」
 追撃し 追撃し、やがて陸の方へと追い詰める。



「これでもう逃げる場所はないぞ。」なぜかというと、こんな浅いところでは 中型以上はその巨体のせいで動きにくくなり、さらに陸上の味方(人類)が背後から攻撃可能になる一方,陸上の敵(ネウロイ)は味方の位置の都合で援護しにくい。


 そこで Question! この状況でどうやって死をかわすか?
 3択− 一つだけ選びなさい
 Answer@ハンサム?の水上型ネウロイは突如反撃のアイデアがひらめく
 AnswerA仲間がきて助けてくれる
 AnswerBかわせない。現実は非情である。

 @はない。確かにネウロイには高い学習能力があり,人間の裏をかくような知能?もあるが、人のようにすぐに考えて対応することはできない。
 つまり今回選べるのは『A仲間がきて助けてくれる』しかない。連中にとっては幸いなことに,空にはまだ多くの飛行型ネウロイが残っていた。



「飛行型ネウロイがこっちに向かってるわ!」リディヤが固有魔法で感知する。「JG53が突破されたのか?なら、アレを使うぞ。」
 仲間のピンチに駆けつけるため、多くの犠牲を出したうえで航空ウィッチの包囲を突破し,向かってくるグライダー型のネウロイ。
 そいつらを、斜め下から飛来した‘‘ロケット弾”が撃墜した。

 昨日手に入れた兵器は ルフトファウスト…ウルスラ・ハルトマンが開発したロ
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