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大海原の魔女
十話 W島救援作戦!
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「もう一度作戦を確認する。
 我々の役目は、地上型ネウロイの輸送と対地砲撃を行っている水上型ネウロイの‘‘殲滅”だ。
 まずポメラニア湾に存在する水上型を撃破。
 次にスツーカ中隊が両岸の地上型を叩き次第 ディーフェナウ海峡に突入し、そこにたむろするヤツらを撃沈する。
 飛行型に対しては 第7中隊含むJG53が抑えてくれることになったが、彼女たちが凌ぎきれなくなった場合は昨日渡した兵器を使う。
 …以上だ。」
「「「Jawohl!(了解!)」」」

 私たちは魔導エンジンを起動し、単縦陣で海を東へと進みはじめた…



 ・・・しばらくすると、『ネットワーク』越しにネウロイを見つけた。
「東南東の方角,距離20000に水上型ネウロイの群…中型6,小型多数。
 …どうやら対地砲撃を行っているようだ。」
「陸軍は大丈夫?」ビスマルクが聞いてくる。
「・・・今のところは。だが 早く接近して攻撃を始めた方がいいだろう。
 陸のネウロイから攻撃を受けるリスクもあるが、これはある意味チャンスでもあるからだ。」

 ・・・速度を上げて近づいていくと、ネウロイのビームが飛んできはじめた。が、シールドで逸らし,あるいは躱しながら接近。 同時に私はライフルからマナを込めた弾を撃って反撃する。

「 Fire! 」こうすることでネウロイの群れの動きを牽制しつつ、さらに接近…そして敵の姿が点々と見える距離に入ったら…



「「「Feuer(フォイアー)!」」」

 本格的に, 戦闘開始??




 ーーードドドドドドドドドーーー


 ───ピュンピュンピュン───




 現在の戦形は同行戦。 未だ個々のネウロイはよく見えないが、数が多いのでいくらか当たっている。また、初陣の娘たちもこの距離なら敵の光線も上手く凌げている。しかし,
  「もっと接近するぞ。」 一匹も逃がすわけにはいかない。そのためには、より近くに迫り,確実に攻撃を当てる必要がある。
 向こうもその気なのか、水上型ネウロイの方からも近寄ってきた。…戦闘は激しさを増す。



 ・・・赤い閃光をシールドで弾き,機関銃でネウロイを穴だらけにする者・・・

 ・・・ビームを躱しつつ,的確にライフルでコアを撃ち抜く者・・・

 ・・・身体を傷付け,震えながらも,固有魔法で纏めて撃破する者・・・

 ・・・・誰もが必死に戦い続け・・・・




 …マズいな。膠着状態に陥った。
 皆訓練時間が足りていない割には頑張っているが、初陣のせいか動きがわずかに硬い。
 どうにか状況を打開したいが…



「…ん?」敵の動きが変わった。…中央へと集まっているのか?
「陣の中央の者は注意しろ。もし集
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