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ドラゴンクエストX〜紡がれし三つの刻〜正式メンバー版
一の刻・少年期編
第十一話「勇者気取りの小っちゃなヒーロー達」
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そんな彼等にコロフェアリー達は…
「ん、誰?」
「ん、人間?」
「ん、何故此処に?」
「ん、謎?」
「「「「や?」」」」
「「ぐふっ!」」
不思議そうに小首を傾げ、それを見たリュカとベラは鼻を押さえて蹲る。
「だから真面目に戦おうよ…」
「ピィ…」
「ガウ…」
―◇◆◇―
それから何とか落ち着きを取り戻したリュカ達はコロフェアリー達と連携しながら魔物の群れを撃退した。
コロフェアリー達は共闘した事からか、リュカ達を敵とは見なさずに武器を収めて話し掛けていく。
「何故、ヒー達助けた?」
「何故、人間此処に居る?」
「何故、魔物と一緒に居る?」
「何故、妖精と一緒に居る?」
「「「「や〜?」」」」
「僕はサンタローズから来たリュカだよ」
「ガウッガウガウ」
「彼女はリンクス、そしてボクはスラリン」
「ピイ、ピエール」
「俺、ヒー」
「俺、ファイ」
「俺、プリー」
「俺、マー」
「「「「やーーーーー!」」」」
リュカ達が其々自己紹介をするとコロフェアリー達も剣を持つのが「ヒー」、斧を持つのが「ファイ」、十字架を持つのが「プリー」、杖を持つのが「マー」と名乗った。
「それでヒー達はどうして戦いに出て来たの?」
「ヒー達、村の勇者」
「ファイ達、村で一番強い」
「プリー達、村が好き」
「マー達、村を守る」
「でも、何時まで待っても春来ない」
「でも、何時まで待っても寒いまま」
「でも、何時まで待っても果物育たない」
「でも、何時まで待っても花咲かない」
「春が来ないの、おかしい」
「春が来ないの、変」
「春が来ないの、困る」
「春が来ないの、何故だか聞きに行く」
「そしたら、魔物暴れてた」
「そしたら、お前達居た」
「そしたら、お前達も戦った」
「そしたら、魔物達倒せた」
「だから、お前達敵じゃない」
「だから、お前達とは戦わない」
「だから、お前達と話する」
「だから、お前達にも聞く」
「何故、人間此処に居る?」
「何故、お前達一緒に居る?」
「何故、お前達仲良くしてる?」
「何故、マー達助けた?」
「「「「や?」」」」
どうやら何時まで経っても春が来ないのを不思議に思った彼等が妖精の村まで理由を聞きに行く途中だったらしい。
「春が来ないのは春を呼ぶ神具の《春風のフルート》が盗まれたからなんだ、僕達は春風のフルートを取り戻す為に氷の館に行く途中だったんだよ」
そう言ってリュカはヒー達に自分達の行動の説明をする。
「なら、ヒー達も行く」
「なら、ファイ達も手伝う」
「なら、プリー達も戦う」
「なら、マー達も仲間」
「「「「やーーーー
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