暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?-Bそれは愉快痛快で〜Undefeated and Invincibility〜
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伝えることに。ゴムのようにくねくねしたり、バネのように飛んだり跳ねたり、魔術化した火炎砲撃を呑み込んだり、とか。ルシル君は『なんか嫌な予感が・・・』って心当たりがあるんか唸った。

「思い当たることがあるんなら教えなさい!」

アリサちゃんがそう言った直後にバキバキって音がして、ガシャァンって音を立てて鋼の軛が粉砕された。慌てて臨戦態勢に戻るんやけど、「あや?」そこにターゲットの姿はなくて、「ああ! 穴掘って逃げてやがる!」ヴィータが言うように地面に大穴が開いてた。

「あんのロリコン野郎! 逃がすものですか!」

アリサちゃんが血走った目で必死に周囲を見回して、そんでクラリスちゃんの方を見て一気に殺気だった。わたしらもクラリスちゃんへと視線を向けて、その光景にドン引きした。唯一状況が判ってへんクラリスちゃんは「な、なに・・・?」小首を傾げるだけや。

「クラリス! 足元!」

「へ? 〜〜〜〜〜っ! きゃぁぁぁぁぁっ!」

クラリスちゃんの足元にターゲットが居った。掘った穴から顔だけ出して、クラリスちゃんのミニのタイトスカートの中を覗き込んでた。スカートの裾を左手で押さえたクラリスちゃんは、右手に持つ2mちょっとはある槍の穂先をターゲットの顔に向けて振り下ろした。

「ひゃっはぁ〜! ナイス、ロリパンツ♪」

「パンツじゃないもん! アンダースコートだもん! 別に見えても良いもん!」

ターゲットは穴に戻っては瞬時にまた別の穴を掘ってそこから飛び出してきた。すかさず「紫電一閃!」シグナムと、アリサちゃんが「バーニングスラッシュ!」炎の斬撃で前後から挟撃。ターゲットはその一撃を受けて、「っ!!?」胸から上、胴体、腰から下の3分割にバラバラになってしもた。シグナムとザフィーラを除くわたしらは「きゃぁぁぁぁっ!」悲鳴を上げた。

「し、し、し、死んでもうたんか・・・!?」

「マジか、マジなのか! シグナム、アリサ、どうすんだよ!」

「え? や、だって、そんな・・・!」

「ま、待て! 本当に殺してしまったのか!? 人を斬った手応えが無かったぞ・・・!?」

「ど、どど、どうしましょう!?」

みんなでオロオロ。フィレス一尉からは『何があったの!?』現状の説明を急かされて、『はやて、みんな! 大丈夫なのか!?』ルシル君には心配された。素直に今起きたことを伝えようとすると、「主! お前たちも下がれ!」ザフィーラが見るも無残な姿をしてるターゲットからわたしらを庇うような位置取りをした。

「あ、風船みたいに膨らんでる・・・!」

「えっ? 偽物!?」

「やはり通りで手応えが無いと・・・!」

3分割になってたターゲットの体が急激に膨らんでって、パァン!破裂した。目を瞑らんように必死に
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