Fate
No.9
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このままではやられる。そう思いキャレコを撃ちながら令呪を行使する。
「令呪を以て我が傀儡に命ず!来い、セイバー」
セイバーが出現すると同時に逃走を図る。だが
「逃がすか莫迦たれ
縛道の六十三 鎖条鎖縛」
衛宮切嗣は動きを封じられてしまう。
セイバーが助け出そうにも目の前の劔から背を向けた瞬間やられるのは目に見えていた。
「セイバー、ハンデだ素手で相手をしよう」
「貴様・・・私を又しても愚弄する気か!」
「純然たる事実として言うが聖剣をまともに使えない今
俺に勝てるなどとは思ってねえだろ?」
現状、マスターの令呪の行使ができない今聖剣の解放はできない。
そして目の前の男は強いことは先日のことで予測はつく。ならば
「ならばやってみるがいい!キャスターのマスターよ!」
セイバーは切りかかろうとするが片手で止められる。
そして笑みを深めながら言い放つ。
「侮ったな、セイバー!」
そう、油断しているなら勝てると直感は警報を鳴らしていたがそれを無視し思っていた。
「獄炎任力剛拳波ァァァアア!!」
獄炎を纏った拳で鎧を纏ったセイバーの腹部を強打する。
「グッ・・・うぁあ!!」
セイバーはあまりの威力に吹き飛ばされ自身のマスターと共に壁に突っ込んだ。
衛宮切嗣は血を流し気絶していただがセイバーは意識を保っていた。
「どういう事だ・・・何故それほどの力を・・・・・・持っていながら・・・何故?!
倒そうと思えば・・・いつでも・・・終わらせることができるだろうに」
セイバーは横たわりながらも手加減されていることに疑問を感じていた。
刀を抜かずこの強さだ、聖剣を解放できたとしてサーヴァントである今の自身では勝てない。
そう感じつつも問いたかった。
「今倒すと面倒だしな・・・それに、力を示さなきゃついてこないだろうしな」
どういう事だ・・・そう感じながらも意識は沈んで行ってしまった。
「キャスター、セイバー連れていくぞ。宝具を使用してくれ」
「分かりました。マスターいよいよ明日ですね」
「ああ、今日は支度を済ませて早く寝るか」
「いいえマスターそんな早々に寝かせませんよ、女性陣が待っていますよ?」
後ろに般若のオーラを携えたメディアの笑みに劔は恐れを抱きながらも・・・
「お・・・おう・・・」
その日間桐邸のある一室で一人の男は女性陣にかなり絞られた。
次の日の朝には男の周りに恍惚とした表情をした女性陣がいたそうだ。
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