Fate
No.3
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褐色の女性に突然少し離れたところに連れてこられた玉藻
夜一と名乗った女性に対し疑問を投げかける。
「あの、イケメンさん知ってる気がするんですが誰ですか!タマモの触覚にビンビンきます!」
「ふむ、その前にこの霊子を固めた丸薬を飲めそしたら自ずとわかるじゃろう」
そう言ってオレンジ色の丸薬を差し出す。
「わっかりました!即・思い出します!」
自分の素敵耳センサーが丸薬で何かが変わる気を伝えていた。
そして山陽さんをずっと見守ってきていたことを思い出す。
意識がはっきりすると目の前の戦いも終盤だったようで互いに技を繰り出し強烈な爆発を生み出していた。
「気が付いたかの、ではあの金髪を治せ自身の技のお陰で死んではいないようじゃからな」
高速移動で金時の前に連れてこられると直ぐに治療をする。
血を流し胸を火傷していたが持前の筋肉が間一髪で命を守っていた。
しかし、治療をしながら興味は山陽に移っていた。
(本当に強くなって見せに来てくれたんですね!きゃっ、何あげましょ☆!!)
プレゼントを何にするか悩んでいた。
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元の場所に刀を差し周辺を戻して去ろうとする山陽の背に金時は怒声をあげる。
「まち・・・やがれ・・・何故止めをささねぇ・・・てめぇの勝ちだ!」
「俺は最後殺す気で一撃を撃った。それで死ななかったんだ止めを刺す気はねえ」
事実、山陽は満足していた。英雄と戦い勝利した。その事が何より嬉しかったからだ。
「莫迦にすんじゃねぇ!殺せぇ!」
金時はそれを聞き激怒する情けをかけられたそう思った。
それに対し怒声を聞いた山陽は目を細め金時の胸ぐらを掴み威圧しながら言う。
「負けを認めて死にたがるな死んで初めて負けを認めろ負けてそれでも死にそこねたら、そいつはてめえがツイてただけのことだ」
「それに、死ぬ理由を他人に委ねるな!死に損ねたのはてめえの運だ、生きてそして俺をもう一度殺しに来い。おめえに俺の刀への通行証を渡しておいた。」
「楽しみにしてるぜお前が死んだ後再び戦うのをな」
そう言い終わるや手を放し肩に黒猫を乗せながら去っていった。
「この後どうするかの山陽」
夜一に問われ目の前の先の大陸を見ながら山陽は言う。
「諸国を漫遊しながら英傑たちとドンパチだな」
笑いながら思いをはせている山陽を見て夜一は頬を赤めながら小声で
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