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忘れ去られし古伝
二説目…
KNOCKIN ' ON HEAVEN 'S DOOR
8話

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戦とは、こんな簡単なもの。

仲間が面白い様に死んでゆく。
簡単な行事のようなものじゃ。

涙しながら、何かを託し、笑って死んでゆく。 
戦など、拙者慣れておる。








おま?お前ぐうぶべあぁあ…
おせえなあ。
まだざげぶおおぉぉ。

また酒ごぉ、、一緒にびいっじよにぎいいぃ…








串刺しにされ、腸をぶちまけ、引きちぎれた腕を掴み、皆、笑う。
 
拙者、戦など、慣れておる。
慣れておる。
慣れておるのだ。 


わしは、行くぞ。友よ。

 
わしは、慣れておる。なべでえ、、
ぼるがらあのう…








あの戦争は、凄惨を、極めた。
皆、主ら若い者には解ってもらおうとは思っておらぬじゃろうなあ。

皆、楽しみなのじゃろう。

自分達が生きた証は、確実に生きさせておる。

主もその一人かも知れんなあ。







うがあああああ!
ぬじらあああああぁぁ…ゴブブ…

許すまじ…
ゆるずまじいいぎぎぃぃ…


ばじら、、ばじぞばあ、鬼どなり、ぼおにどなびびぃ…

うがあああああぁぁ…


 



神とは、かくも非情な者か。
ならば拙者、鬼となり…




  


あの侍の最期は、壮絶じゃった。

分別ある神の中では、死に様に涙した者がおる程じゃ。

無駄と解っても目指し、友が死んでも貫く。
主は、何じゃと想う?

神の類いの、わしには理解出来ぬ。







なら、なぜ聞いたの?






ハハハ!
じゃから、人間は面白いわ。

ハハハ!



 



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