暁 〜小説投稿サイト〜
ウルゼロ魔外伝 GANTZ/ULTRASEVEN AX
仁-セブンアックス-
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殺人者みたいな奴じゃ信用ならない。説明しろといったって言わなかったと思う。人の死に様を楽しむような奴だから必然か。
ネギ星人は結局倒したことになり、全部終わったかに思えた。
でも、まだ終わりじゃなかった。突然僕たちの頭上から突然レーザーが降りかかってきた。危うく当たるところだったけど、幸運にも直撃を受けずに済んだ。頭上を見上げると、そのレーザーを発射したと思われるUFOが僕たちの頭上を飛び回っていた。
ネギ星人の宇宙船なのだろう。同胞を殺された怒りなのか、それとも侵略者たちの計画を邪魔された腹いせなのか、なんにせよ彼らが敵意を持っていることははっきりしていた。
すぐに僕は、一旦玄野さんたちから離れた。
周りに人がいないのを確認し、僕は本来の姿に戻るための赤いゴーグル『ウルトラアクスアイ』を身に着ける。
瞬間、アクスアイを装着した目元を中心に、僕の全身に強烈な光のパルスが走り、本来の姿に姿を変えていく。
M78星雲の人間、ウルトラセブンアックスとしての姿に。
顔は父親に、全体的な姿は祖父によく似ているといわれている。それは二人を尊敬する僕としては嬉しいことだった。
すると、UFOのボディの下につけられたとげのような部位から一発の光が地上に落とされる。それが一体の巨大な怪人となる。ちょうど巨人化した僕と同じくらいのサイズだった。
怪人…ガルキメスは僕を殺そうと攻撃を仕掛けてくる。でも、大したことはなかった。一撃一撃が僕の想定範囲内。動きも読みやすく、容易く受け止められた。
一気に終わらせよう。祖父の代から受け継いだ、『アクスラッガー』を飛ばし、ガルキメスを一刀両断して葬り去ると、額のビームランプから『エメリウムレイ』をUFOに向けて飛ばし止めを刺した。
これで終わったかと思ったら、僕のプロテクターに小さな爆発が起こった。別に痛くは無かったけど、その発射した相手が人間…それもあの西とか言う非道な少年だった。しかも全く反省の色が無い。僕はこの少年を見たときほど人間嫌いになったことは無いと思った。
すると、少年の姿が輪切りになって消えていく、玄野さんたちもそうだ。僕の姿も最後に消えていった。
転送されると同時に、僕は人間の姿に戻っていた。驚いたのは、あれだけ深い傷を負っていた加藤さんの怪我が一瞬で完治しており、何事も無かったように生還したことだった。この人のような人間は死ぬべきじゃない。玄野さんもそうだったけど、僕も安心した。
あの黒い球体、西はガンツと呼んでいた。彼の話によると、今からそれが祭典を始めるらしい。頭の中の爆弾のこともある。どこまでもゲーム感覚なのかと思うと、この黒い球体が忌々しく思えてくる。
変なコードネームで僕たちのリザルトが表示されていく。西は3点、僕は10点、他の皆は0点だった。玄野
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