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ドラゴンクエストX〜紡がれし三つの刻〜正式メンバー版
一の刻・少年期編
第七話「倒す強さ、許す強さ」
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しそろそろ」

パパスはそう言いながら徐にリュカを抱え上げると膝の上に乗せ、ビアンカもまた、同じ様にマミヤの膝の上に乗せられている。

「と、父さん?」
「マ、ママ?…どうしたの?」

膝の上に乗せられた二人はこれから何をされるのか薄々感づいた様で青い顔をしていた。

「お前達のした事は確かに立派だ。…だがしかしっ!夜中に勝手に抜け出し私達に心配かけた事も事実だ。よって」

そこまで言うとパパスとマミヤは自分の子供達のパンツを捲り、お尻を剥き出しにする。

「ちょ、ちょっとママ、何をするの?やめてーー、お尻がリュカに丸見えじゃない!」
「父さーーん、それだけはカンベンしてよ、せめてゲンコツにしてーーっ!」
「二人共いい加減に覚悟を決めなさい」
「其処まで嫌がるからこそ罰になるのだ」


そして、振り上げられたその手は……


「え〜〜ん、ゴメンなさいママーー!」
「ゴメンなさい〜〜、許して父さん〜〜!」

アルカパの町にパーン、パーンとお尻を叩く音が暫く響いていたとか。

後、ついでにいじめっ子兄弟の家からも……


=冒険の書に記録します=


オマケ

「ねえ、父さん」
「ん、何だリュカ?」

赤くなったお尻を擦りながらパンツを穿くリュカはパパスに気になる事を聞いてみた。

「その顔の引っかき傷はどうしの?」
「ああ、これか。……どうやら名前が気に入らなかった様でな。ははは…」
「??」


《次回予告》

未だ春の訪れが来ないサンタローズ。
そんな中、村の中で起こるイタズラ騒動。
そしてリュカが出会う不思議な青年、そして精霊の少女。

次回・第八話「来ない春とイタズラ妖精」

…幸せな思い出。だからこそ辛い思い出……


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