第一部 少年たち
第一章
ゴッドイーターの仕事
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り調子に乗らないことね」
「ですよね。……よし、もうひと踏ん張りしてきますか!」
「今日はもう駄目だよ。神機の調整が終わっても、まだチェック項目がたくさんあるからさ」
それにこの神機は特にね。とつぶやいたように思ったがそれよりも訓練ができないことが衝撃過ぎた。
神機保管室の扉が開く。どうやら我がフェンリル極東支部の討伐班、第一部隊のお帰りらしい。面々、今回のミッションは楽だったのか、疲れた様を見せてはいない。これがここ極東支部に数多いるゴッドイーターのトップクラスの人達だ。
俺はその第一部隊のリーダーの方をみてお辞儀をする。
「今度の実地演習はよろしくお願いします」
声を張り上げる。リーダーの人はすこし面食らった様子を見せたがすぐに笑顔になって、よろしく。といって肩に手をのせて神機を片づけにいった。
ますます実地訓練が楽しみになった。
「サキ君、嬉しそうな顔しているけど、彼君と同い年だよ」
「え、俺まだ、16歳ですよ?」
リッカさんは少し驚いた
「それはごめん。君のほうが二歳年下だったね。黒松高校出身だから18かなって勝手に思っていた」
「それでも2こしかかわらないんですね? なら俺もあのレベルに達するには最低でも2年はかかるのか」
『リッカさん、こっちの調整終わったので確認のほうをお願いします』
「じゃあ、私は呼ばれたから行くね。くれぐれも無茶しないように。それと君の神機の装甲部分だけ綺麗だったけど、確り、ガードも使わないと駄目だよ」
「はーい」
周りを見渡せば、無残にも喰い破られ穴だらけの建造物が無残にも佇んでいる。ここが実地訓練を行う場所とされている。ここにいるのは、第一部隊の人たちと訓練を行う新人兵が数人いる。もちろん顔を見たことがあるメンバーばかりだ。
「今回の指導に当たる、藤木コウタだ。よろしく。では、今から実地訓練を行う。今回は実際のアラガミとの交戦を視野に入れている。ので、えーと、まあ気を引き締めてくださいと。こんな感じでいいかな、エリナ?」
「まあ隊長にしてはいいんじゃないですか? 少しは上官らしいです」
コウタさんはずらりと並んでいる本日の新米ゴッドイーターたちを見渡す。ざっと10人はいる。そして少しため息を吐く。
「エリナ、俺新人の教育を頼まれたのってお前らまでじゃなかったの?」
コウタさんはエリナさんの耳元でこっそり呟く。
「知らないですよ。ていうか私まで巻き込まないで下さいよ。今日はオスカーの点検をする予定だったのに」
「仕方ないだろ! こんなに大勢いるなんて知らなかったんだよ! 最近、やっとエリナとエミールが成長してくれて手間が省けたと思っていたらこれだよ」
コウタさんは熱くなった様子で手
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