第2章:異分子の排除
第17話「(元)兄弟対決」
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れ?秋十君とオルコットの試合とかは?」
【本来ならそのはずなんだがな...。オルコットが“自身の過ちに気付いたから、辞退する”との事だ。そして、織斑の機体だが、先程の試合で少し損傷しててな。アリーナを使う時間もないため、次が最後となった。】
「相性とかを考慮してないんですけど...まぁ、いいですか。」
俺も苦手な相手とかはいるんだが...最後まで勝ち抜いた人でいいんだろう。
「...お?なんか遅いと思ったら、あっちのピットから出て行ったのか。」
「どうせ負けた相手である秋兄がこっちにいるから、来たくなかったんじゃないの?」
...来たら来たでずっと俺の方を睨んでいそうだけどな。
「.....はぁ。」
「どうした?やっぱり手応えがないか?」
何となく吐いた溜め息について、桜さんが聞いてくる。
「はい、まぁ...。」
「シュヴァルツェ・ハーゼぐらいの力量がないと秋十君もユーリちゃんも手応えを感じなさそうだしなぁ...。」
そういえば、ラウラは元気にしてるだろうか...?
...まぁ、軍人なんだし、大丈夫だろう。
「...しょうがない。そんな手応えを感じない秋十君に、俺が一肌脱いであげよう。」
「....桜さんは一肌脱がなくても十分手応えありますって。」
やばい。自分でハードル上げちまったかもしれん。勝てる気がしない。
「じゃあ、五分後にな。」
「はい。」
次の試合まで、休憩がてらイメージトレーニングだな。
....勝てた試しがないが...やってやるぞ!
=一夏side=
「くそ...!くそくそくそ...!くそがっ!!」
気に食わないあいつらのいるピットに戻る訳にもいかなく、反対側のピットから出て行った俺は、白式を解除して壁に拳を叩き付けた。
「ありえねぇ...!俺は主人公なんだ...!あんな奴に負けるはずが...!」
しかも、本来なら俺はセシリアと試合するはずだった。なのに、あの篠咲桜とかいう奴がいたせいで...!
「くそっ!なんなんだよあのイレギュラー共は...!」
俺は神に転生させてもらう時、ISの一夏になれるように願った。美少女ばかりのいるIS学園でハーレムを築くためだ。おまけに、保険として洗脳する特典も貰った。
それだけあればハーレムは築け、俺は満足できる人生を送れると思っていた。
だが、今こうやって織斑秋十と篠咲桜とかいうイレギュラーのせいで、原作が狂い始めている。
秋十の方はいい。子供の頃から散々言う事を聞かせてきたからな。おまけに信頼していた千冬姉や束さんを洗脳して、精神に多大なダメージ
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