暁 〜小説投稿サイト〜
シークレットゲーム 〜Not Realistic〜
説明会
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ともいえないから。
「わ、わかったわ……」
まだ、完全に納得したわけじゃないが、今は聞かなきゃ駄目だと解ったらしく、まり子は口を噤んだ。
その後も淀みなく説明は続けられた。ゲームの勝利条件。敗北条件。例を挙げたそれら条件。
そして、司が何点か質問を挙げていた。
それは 爆発物。首輪について。
威力、時間、外す方法の確認。
それらは≪ゲームに関係あること≫として、返答をしていた。その返答で、皆の顔は真っ青になっていく。中でもまり子はそうだ。許されない事だとしきりに何度も言っていたが、止まる事は無い。
更に説明は続いていき PDAの内容になって1つの疑問が生まれる。
『プレイヤーナンバーはトランプを模してAからK,そしてJOKER、最後はローマ数字のXIVの計15種類です』
その説明だった。
トランプを模しているのは理解できる。だが、なぜそこに一人だけ仲間はずれがいるのか?だ。ただ、意味が無いのかもしれない。だが……、容認できないのは修平。そして、僅かに感じる悠奈。司の3人だった。今は考えても解らない為、口を閉じる事にしたのは皆が同じだった。たとえ、聞いたところで、重要な事なら教えるはずは無いし、聞くことが≪ゲームに関係があるか?≫と問われれば正直解らないからだ。
しきりに言っている≪ゲームを盛り上げる≫と言う言葉と≪公平さ≫を口にしている以上は、特定の人物のナンバーの事を教えるとは思えないのだ。
そして、食料について、以前刀真が見つけたノートからみたメモリーチップ。武器についてと淀みなく進んでいく中で、大祐が今度は質問を上げていた。
「あーっと、誰かと手を組んだりとかは有りなの?」
その事についてだ。
この場にいるメンバーは仲良くなれると考えた上での発現だった。その質問に関しては間髪いれずに可能と運営側は返した。その事に大祐は、皆が手を組み、条件も教えあって協力しようと提案をしていた。賛成するものも多数いたが……、やはり看破できないと首を横に振る者もいる。
その危険性については運営側から説明が入った。たとえ話を含ませた条件の相性についてと重要性・危険性を。
それを最後まで聞いたら、初めに賛同した者ですら言葉を失わせていた。
そして、説明はPDA操作方法へと向かう。途中、司が手元が狂い、PDAを落としてしまうと言うアクシデントもあったが、それ以上の異変や質問等は無く終了する。
そして、最後。
この説明会を締めくくるものと言ってもいいものであり、最もインパクトのある説明へと移行した。
『……このゲームにおけるフェイタリティ。即ちある種の≪危険性≫……それが直ぐに理解できる情報が隣の部屋に用意してあります。詳
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