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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter40
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しまった!?」

一瞬の油断が命取りとなる戦場で油断してしまった俺は死を悟ってしまったときだった。

何処からともなく銃声が鳴り響き背後の奴等の頭を撃ち抜きそのあとも銃声は鳴りやまずに周囲の奴等を一撃ヘッドショットで倒していく。

《雄也先輩!聞こえますか!!》

「っ!?圭!!」

つけっぱなしだった通信機から圭の声が聞こえてきて近づいてくる奴等を切り捨てながら耳を傾ける。

《先輩の地点から左側の方に見える木の下に先輩が探している子供たちが居ます!奴等もその近くに!》

圭の声にしたがい俺は左手の木を視認する。

確かにあっちにはまだいっていない!

「直ぐに向かう!」

そういって邪魔な回りの奴等を一掃し木がある方向へ跳躍し邪魔な障害物を通り越していく。

そして木の根本を見ると昼に遊んだ子供、二人が奴等に囲まれて絶体絶命の状況に陥っていた。

「来るな!来るなぁ!!」

「お父さん!お母さん!!」

男の子は必死になって女の子を守ろうとしているが腰が引けている。

俺がその場に行く前に二人が喰われてしまう!だが斬撃を放つとしても二人を巻き込んで…

俺が思考を巡らしながらもその時は着実と進んでいく。

《任せてください!!!》

通信で圭がそういうと銃声と共に子供たちの近くの奴等をヘッドショットした。

これなら俺の到着の方が早い!!

俺は着地と同時に残っている子供たちの周囲の敵を蹴散らしていく。

「え?」

「あ…」

突然のことに呆然と立ち尽くす子供たち俺はその二人に優しく語りかける。

「大丈夫か?怪我してないか?」

「う、うん」

「そうか、琢磨くんだったね、よく美海ちゃんをここまで守っていたね、偉いぞ」

「う、うわあぁぁぁぁん」

子供たちは緊張の糸が切れたのか涙がボロボロと流して俺に抱きついてくる。

「おいおい、まだ泣くのはもう少しあとだぞ」

《あの…雄也先輩、早めに二人をこっちに連れてきてください…ライフルの弾も有限なんですから》

銃声が響くなか残り弾数を心配しだす…もう何発も撃っているのだ当然かもしれない

「あいつらまた来た!」

琢磨くんが怯えた目で奴等を見る…だけどそんな怯えるのもこれまでだ。

「大丈夫!」

俺は二人を抱き上げてそのまま高く跳躍そして飛行魔法を使って空をとんだ。

「お空飛んでる!」

「……」

空を飛んでいることに美海ちゃんはキラキラと驚いていることにたいして、琢磨くんは非現実的なことに完全に唖然としていた。

そして俺は屋敷のテラスに降りると近くにいた圭は俺に近づいてくる。

「飛べるんだったら、普通に使ってください」


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