暁 〜小説投稿サイト〜
虹色の騎士団
第1話〜過去〜
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いなぁ」

しずく「だって...誰ももらってくれないもん。」

そう、学校でしずくだけが誰にも貰われていない武器だった...そのため周りの輩から嫌われたりしていた。
まぁそんなしずくを俺は守ったりもしていた時期もあった...しかし小学生にはよくある「お前しずくの彼氏か!?」「しずくちゃんってぇ、くろん君の事好きなのぉ?」とか言う馬鹿馬鹿しい言葉に俺たちは徐々に顔を合わせなくなっていった。
しかしそんななかしずくのいじめはとんでもない方向へと向かって行った事に俺は気づかなかった。
ある日の帰り。

男子生徒A「し!しずく!お、お前...悪い武器なんだってなぁ!殺してやる!」

くろん「ッ...こ、殺す?...な、なんで...」

俺はある男子生徒から怯えて逃げるしずくを見ていてずっと考えていた。
なぜ殺す?なぜ嫌う?...と...小学五年生にもなった俺はもちろんしずくがとんでもない武器だと知ってた。
しかし何よりも、そんなしずくをなんで殺す必要があるんだ、なんでそんなに嫌うんだ。とばかり思っていた。
それに小学校の男子生徒が包丁持ってしずくを刺そうとしているのにもかかわらず、先生も誰も止めなかった。
俺はそれに腹が立った。

くろん「おい!お前たち!なんで女の子1人仲間はずれにするんだよ!しずくでも血は通ってんだ!同じ生き物だ!」

ざわざわ...。

周りがざわめきだした、校内ではともかく、テレビ放送までされた...人間はこうもひどい生き物じゃないと聞いたんだが。
今考えてみれば人間は友達ごっこしてるお猿さんだ、助ける必要はない、ただ、同じ生き物、同じ人間をいじめるのには異論を感じる...。しずくもそうだが人間がいじめられるのは...おかしい。

そしてなんとかしずくを助け出した俺は家まで帰った。

『家』

しずく「...グスッ...」

くろん「しずく...俺の武器になれよ、そうすればお前も1人じゃないし嫌われないだろ?」

まぁ色々あったが色々省略して結果的に俺はしずくの主となりしずくは俺の武器になった...
まぁ中学になってもまだちょくちょくアホな奴らはいるけどな。

『現在 屋上』

それに俺が戦わないのは...こんな人類助けてもなんの得もない、と言うよりも助けても裏切られる。
と言う、くだらない考えをしているから戦わない、たとえ俺が戦いに出たとしてもしずくはきっと目立つ。
目だったらまたしずくの存在が広まってしまう...それはもう勘弁だ、ただでさいいけない存在なのに。
それにしずくの存在は学校では理事長しか知らない。くらまも他の誰も知らない。
万が一しずくがだれかに見られたときは生徒だ...と言えば良い...まぁ学校に通わない不登校児とみられるがな。
包丁みっ
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