暁 〜小説投稿サイト〜
シークレットゲーム 〜Not Realistic〜
ゲームの終わりと始まり
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を注ぐのだ。場所が判明し次第 一斉報復に出る。尚、ゲーム期間中に判明せずともゲームマスターさえ捕らえれば良いと判断する」
そう説明する。
だが、懸念声も流石に上がってきた。
そう……ゲームの方は良い。だが、見つからなかった時の事を考えての事だ。……必ずゲームに勝つ事のできる男とは言え、自分達の真の敵は主催者。
ゲームの参戦者の殆どは……違うのだ。
だからこそ、悪戯に……増やすのは好ましくない。≪彼≫がどう思っているのかは解らないが、コチラとしては本当に好まないのだ。
≪犠牲者≫を増やすのは……。
この場に集った者たちは、いや この組織の全て、皆がゲームの被害者なのだ。
ある者は、ゲームによって人生を変えられた。
ある者は、ゲームによって家族を奪われた。
ある者は、主催者側からの報復で家族が奪われた。
つまり、全員がゲームを憎んでいる、憎みぬいている者たちなのだ。
だが、それを捻じ曲げたとしても……ゲームを潰す為に手段を選んでいる場合じゃなかったんだ。
男はニヤリと笑った。
「……様々な会場で施してきた起爆剤。それが機能する。仮に場所が判明しなくとも……、その起爆剤を、そしてそれを使うのがあの男ならば……、炙りだせる。……ゲームマスターをな……。今回のゲームステージは、孤島。……ゲームを操るのならばその孤島にいなければ不可能だろう。……そして、運良く我々の仕掛けも十分に機能できるものだ」
その声に一段と声が上がる。
≪ゲームマスター≫
影でゲームを操っている存在。
カジノのディーラーだ。その男から組織に繋がる有益な情報を得られると考えているのだ。
「ゲームマスター……ディーラーは恐らくはゲームエリアにはいないだろう。進入禁止エリアで操っていると考えられる」
映し出された映像は、そこで途切れた。
「話は以上だ……。ゲーム開催は二週間後……。武運を祈る」
男は胸の心臓の部分を強く叩く。
それに従い皆が強く叩き、会議も終了した。
そして……ゲームは始まった。
〜プレイヤー・ナンバー〜
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