第7章 大魔闘演武編
本当の家族
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せ、まるで人形のように力なく項垂れている。
だが、俺にはわかる・・・!!!
「(コイツ人じゃない!!まるでよくできた人形だ!!!!)」
俺は心の中でそう思うのだった。
「(そう言えば、アイツと一緒にいた小さいやつがいない・・・。)」
俺は奴の方にいた小さくて黒い奴がいない事に気が付いた。
「(!いた!!)」
闘技場の壁を走りながら登り、逃げていた。そして声も聞こえた。
「また会おうキキ。妖精の尻尾キキ。」
そう言い残し、逃げた。
「(逃がすか!!!)」
俺は気づかれないように、闇分身を1体だし、そいつを追わせた。
『えー。少々協議を行いますので、次の選手は準備をしていてください。
次は妖精の尻尾Aコージ&ウェンディ、
蛇姫の鱗ニスイ&シェリアの対決になります。』
チャパティさんがそう言う。
「次は俺とウェンディの番か!」
「こうやって2人で一緒に戦うの初めてだね、お兄ちゃん。」
「ああ。」
今までナツさん達と一緒だったり、俺1人で戦ってきたけど、
今回初めて、ウェンディと一緒に戦う事になった。
「私、着替えてくるね?」
「わかった。」
ウェンディはそう言い、着替えに行った。
「あ、そうだ。アレを渡そう。」
俺はある物を渡すことを思い出す。
少しして・・・
「着替え完了です!」
ウェンディが着替えが終わった。
ウェンディは長袖のワンピースを着ており、
メインは紫で袖の部分のみ白になっており黒のニーソを履いている。
「どう、お兄ちゃん?」
「似合ってるにきまってるよ!」
「そう、よかった。」
俺の言葉にウェンディは嬉しい表情だった。
「そうだ。ウェンディ、少し待ってろよ。」
「え?何?」
俺はウェンディの目の前に来て、あるモノを出した。
「リボン?」
「元気になったお前にプレゼントだ。じっとしてな。」
「う、うん・・・。」
俺はリボンでウェンディの髪をサイドアップにさせて、結んだ。
「どうだ?」
「似合ってるよ、ウェンディ!」
ルーシィさんが鏡を持ってきて、ウェンディに見せた。
「本当だ。ありがとう、お兄ちゃん。」
ウェンディが礼を言う。
「兄として、恋人として、当然だ。」
「お兄ちゃん・・・////」
顔を赤くしてる、可愛い奴。
『協議の結果、大鴉の尻尾は失格となりました。
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