補習授業のヒーローズ
冥府を滅ぼした前魔王ルシファー×冥界の空を埋め尽くす有人機動兵器
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わ、貴方達も眷属と合流してね」
と行ってしまった。俺はしばらく無言になってしまったが、ルシファーが生きてるとなるとまさか神シャルロットも生きているって事なのか?後方にいたデュリオを見たら、俺と同じ考えだったのか聞いてきた。
「前四大魔王様が生きているって事は『聖書に記された神』シャルロット様も生きているって事ッスか!?」
「恐らくそうだろうな。俺達も行った方がよさそうだが、サーゼクス行くぞ」
俺らは冥府から冥界に戻ると共に驚いたが、何せ冥界の空にはドウターの群れではなく戦艦と有人機動兵器ばかりとなっていたのだから。ここまで黒鐵神殿内で見ていた俺らは、本来起こる事がまるで大幅カットされたように思えた。
ま、ハーデスが死んでも冥府が滅ぶ事は無くなるが蘇生してもらわないと困るからな。ハーデスの代わりとなると閻魔ぐらいしか思いつかないが、恐らく閻魔も断りを入れてくるだろう。
「本来の道筋とは大違いにも程があるわね」
「まあな。本来なら冥界での魔獣騒動が収まるまで、サーゼクスらと共に居てもらう事となっていた。サーゼクスの真の姿を見たかったが、それも大幅カットされたからなー。ルシファー無双により、ハーデス周辺にいた上級死神と最上級死神を葬った。滅びの魔力が発生し、体を紅く染め上げていき神殿全体が震え出す事もな。サーゼクスの体が紅いオーラに包まれた瞬間、莫大な魔力が場内全体を包み込む事もな」
「中央に現れたのはヒト型に浮かび上がる滅びのオーラで、滅びの化身がハーデスを見据えていた。サーゼクスの意志と関係なく滅びの魔力が周囲に広がる事で、特定の結界を用意しなければ全てを無にしてしまう程だったか。とんでもない質量の消滅魔力がヒト型に圧縮した姿とも言えばいいのか、肌に感じるオーラの性質は前魔王ルシファーの十倍に至るんだろ」
話合いながら思い出していたが、グレモリー家に居た時にケルディムから語った事があった。悪魔とカテゴライズしていいのか分からない、異なる存在なのかと時折思ってしまうとな。俺は悪魔の変異体であろうとも、それはグレモリーとバアルの血筋に何かがあったのだろうと。サーゼクスとアジュカは現悪魔世界において、超越者である事は間違いない事だとな。
「あの二人は生まれながらにして魔王となる運命だったのかもしれんが、それ以外に収まるポストがあり得ないしサーゼクスは現魔王の中でも強すぎる存在でもある。前魔王政府との戦いで、サーゼクスが前魔王の血筋相手にエースとして活躍したからな。有り得ない規模の魔力を持つ者が出れば、形成は変化する程の存在感があった」
「当時の反魔王派が勝利して当然の力を見せた超越者だったけど、確かもう一人存在していたよねー?出てきたら厄介極まりないんでしょ?」
「まあな。あのバカが表に出て来た
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