第十三話 オレのカトレア
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の様子を見に行くところです。途中まで一緒にどうでしょう?」
「はい……お供いたします」
そう言って、エレオノールはマクシミリアンの斜め後ろに移動した。
「ミス・エレオノール。後ろでなく隣なら、お互い喋りやすいのでは?」
「いえ、それは、その……不敬かと思いまして」
「む、そう……ですか、それなら仕方ないですね、分かりました」
先日のジョルジュとの一件を思い出し、ナイーブになっていた所をほじくり返された感じになり、少しだけ落ち込んだ。
その後、エレオノールを従えたような形で廊下を進むマクシミリアン。
「そういえば、ミス・エレオノール。眼鏡にしたんですね、良く似合ってますよ。デキる女……って感じです」
「あ、ありがとうございます」
エレオノールは眼鏡に手を当て照れながらも、嬉しそうに微笑んだ。
その後もいろいろと、お喋りしながらカトレアの部屋を目指した。
カトレアの部屋に到着した二人はノック後、入室した。
「おはよう、カトレア。いよいよ今日だね、緊張してるかい?」
「おはようございます、マクシミリアンさま。そうですね……特には」
「なるほど、分かったよ。それじゃ、これから手術前の検査を行うからベッドに寝てくれないかな」
「分かりました」
そう言ってカトレアは天蓋付きのベッドの横になった。
マクシミリアンはベッドの横で検査の準備を始めた。
ちなみにカトレアの飼っている動物たちは雑菌が付くといけないという事で、別のところに移してある。
「あの、マクシミリアン殿下。私にも何か手伝える事は有りませんか?
と、エレオノールが聞いてきた。
「そうですね。それじゃ、カトレアの胸をはだけるのを手伝ってあげてもらえませんでしょうか?」
一瞬、空気が凍った、が。
「わ、分かりました」
口元をヒクヒクさせながらもエレオノールは従った。
一方、カトレアは顔を真っ赤にしていた。
……その後、検査の大半を終え、次の検査の準備をしていると、魔法衛士が二人入ってきた。どうやら手術の準備が出来たようだった。
「それじゃ、行こうか、カトレア」
「……! はい!」
マクシミリアンは、エレオノールに会釈すると、カトレアをストレッチャーに移し、魔法衛士たちに引かせて部屋を出て行った。
☆ ☆ ☆
手術は午前中に始まり、日もとっぷりと落ちた頃に終わった。
……マクシミリアンは心臓移植をやり遂げたのだった。
マクシミリアンは宛がわれた部屋にて、極度の集中を強
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