暁 〜小説投稿サイト〜
銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
第二十六話 ヴァンフリート4=2 (その1)
[4/4]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
を甘やかすのは止めてください」
「帝国の軍人である前にミューゼル准将の家臣になっていませんか」
否定したいが否定できない。私は何処かでラインハルト様のすることを全て正しいと思っていなかったか?。ラインハルト様に対して迎合していなかったか。ヴァレンシュタイン大佐はそれを見抜いていた……。
「キルヒアイス。俺はどうやら焦っていたらしい。周りが俺を認めないがゆえに俺も周りを無視し始めていた。周りに俺を認めさせる努力を怠っていたかもしれない……」
「ラインハルト様」
「ヴァレンシュタインの言うとおりだ。これからの俺には味方が必要だ。そうでなければより大きく羽ばたけない」
「ラインハルト様ならきっとお出来になります」
「キルヒアイス、俺を甘やかさないでくれ。俺が間違っていたら叱ってくれ」
「はい、ラインハルト様」
ラインハルト様の顔は晴れ晴れとしていた。なにか吹っ切れたような表情だ。また一つラインハルト様は大きくなったと思う。しかし私は素直に喜べなかった。ヴァレンシュタイン大佐。彼がラインハルト様に好意的なのは判った。それでも私には恐怖感が有る。彼はラインハルト様を見透かしていた、そして私のことも。彼は本当にラインハルト様の味方なのだろうか……
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ