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ソードアート・オンライン〜Another story〜
キャリバー編
第219話 囚われの美女
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っかりとさせて、
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にお持ち帰りまでしようとした、と言う過去があったから判る事、だった。……見捨てられない、と言う感情は確かに良いモノだと思うのだが……、クラインの場合はある種《限定》されている所があるから、呆れてしまうのだ。
んで、キリトは『クラインさん、かっけぇーー!』と少なからず思ったのは間違いなく、認めている。自分には出来ない事を率先しておこなっているから。だが、それは一瞬であり、最後には勿論。
―――――アホや。
である。時間がアレば。の話であり、今の現状を考えたら、そうとしか思えない。
そして、それに同調したかの様に、ほとんど全員が、示し合わせたかの様にため息を吐いていた。
そんな事を思っているなどは考えていられなかったクラインは、『今助けてやっかんな!!』と勢いよく叫ぶと、刀使いの代名詞、とも呼べる居合系のスキル。《ツジカゼ》を炸裂させ、破壊可能オブジェクトである氷の牢獄を叩き切った。
氷の檻から救い出された女性には、当初捕らえられていた時の顔がみるみる内に明るくなっていくのが判る。
それは 紛れもなく美女である。
クラインではないが、後ろで見ていたキリトも『やっぱり、綺麗なひとだなぁ……』と思い、それをぼそり、とつぶやいてしまったのが不味かった。
ユイには むっ!! とされてしまい、アスナに至っては黒いオーラ。視線を向けられてしまったのだ。
慌てて、キリトは首をぶんぶんと振るが……後日にでも折檻されてしまうのは違いないな、と違う意味で肩を落としてしまっていた。
リュウキは、クラインの過去を知っているし、少なからず呆れた視線も向けていたのだが、それも一変して、助けられた美女に視線を向けていた。決して逸らせず、その向きから、一目瞭然である。当然ながら、キリトの様に 視線を向けられていた。その主は レイナであり……、更にシノンである。
だが、そこには勿論 キリトとは違う面は当然ながらあり、リュウキの表情を見て レイナは、杞憂だった事を悟り、あと少しで肘鉄、若しくは足先の踏み抜き、と言う実力行使に出かけていたシノンも なんとか引っ込める事が出来た。 明らかに邪な感情はその表情には出ていなかったから。
リュウキは、その手の感情。恥ずかしさ、などと言った感情が顔に出る時は普段のポーカーフェイスがあっという間に綻んでしまうのは周知の事実。そのギャップが 堪らない、と言って引き寄せてしまうのだから当然だ。
と、言うこともあって、キリトは更に肩身が狭くなってしまう事になる。一番訊いたのが、ユイも大体悟った所で、『お兄さんを見習ってください。ぱぱ』と言われてしまった所だった……。
そして、そうこうしている間に、クラインはしっ
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