暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?-B銃士と挑戦者〜Shooting down〜
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困ったなぁ・・・)
新しく管理世界入りを果たした第39管理世界エルジア。ルシル君は昨日から学校を休んで、エルジア首都に設立された地上本部へ研修に行ってる。本当は今すぐにでも連絡を取って、あの剣のことを訊きたいんだけど、さすがにルシル君も暇じゃないだろうから気が引けちゃう。
≪マスター。勝利して回収すれば、何も問題ありません≫
「まぁ、今から神器を回収すれば確かに連絡は必要ないんだろうけど・・・」
“レイジングハート”からの提案にも一理あるけど、って悩んじゃう。
「それでなタカマチ! ものは相談なんだけどな! 俺を見逃してくれないか!」
うんうん唸ってると、剣使いさんがそう言ってきた。何を言うかと思えば見逃せ、だなんて。局員としてもそうだけど、人としてそれは出来ない相談だよ。私が無言で“レイジングハート”の先端を剣使いさんに向けると、「俺はな、子供は傷付けたくないんだよ!」そう言って剣先を降ろした。
「じゃあ! どうしてこんな事してるんですか! この抗争の所為で陸士隊員さん達だけじゃなくて、なんの罪も無い一般の人たちにも犠牲者が出ているんですよ!」
「待て、待て、待て! 俺と舎弟はあくまで敵組織の構成員にしか攻撃してねぇよ! ありゃ向こうの組織の連中がやったことだ!」
「でもあなた達がこんな街中で戦わなかったら、被害は出なかったかもしれないのに!」
「撃たれてる最中で背を向けて逃げろってか!? それは俺たちに、死ね、って言ってるもんだぞタカマチ!」
「防御魔法であれば、ある程度の質量兵器も耐えられますし、屋内で戦えば――」
「向こうの魔導師の方がランクも所有デバイスのスペックも高いんだよ! しかも非殺傷設定じゃなく、物理破壊設定でだぞ! 何で局員や市民が死んだのか。それが原因だからだよ!」
「・・・。それでもあなたは犯罪組織の構成員であることには違いありません。だから・・・逮捕します!」
「はぁぁ・・・。しゃあないか。死んでも恨んでくれるなよ、お嬢さん」
――ウェスタス・ソード――
――アクセルシューター・バニシングシフト――
振るわれた剣から剣の形をした炎が扇状に放たれて来た。私は剣と剣の合い間を抜けて、ロックオン機能を使っての精密射撃を行うバニシングシフトを発動。剣をロックオンした魔力弾16発を「シュート!」一斉発射した。
「甘い!」
――ペロニアス・ディフェンス――
剣を地面に突き刺した瞬間、剣使いさんとの間に幅5m・高さ3mくらいの炎の壁が生まれて、魔力弾が全てその炎の壁に突っ込んで行って燃やし尽くされちゃった。
「高町!」『なのはさん!』
「シグナムさん、リイン!」
とそこに、リインとユニゾンを終えたシグナムさんが
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