暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?-B銃士と挑戦者〜Shooting down〜
[5/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ドだ」

ヴィータが不満げに呟いて、アイリにそう指示を出した。擬似的に魔術師と化してるヴィータの神秘魔力での魔法なら、神器を拘束することも出来るからね。

『んじゃあ、リングバインドで良いよね』

――リングバインド――

銃を4つのリングバインドで拘束・・・完了。そして「次だ、アイリ!」ここから離れながら剣使いと交戦してるなのはの方へ視線を向けた。なのはは空から射砲撃をぶっ放し続けて、地上に居る剣使いは炎を纏う剣を空に向かって振るって、炎で出来た剣を扇状に発射してる。

「炎熱系かよ。今のあたしとアイリじゃ相性最悪だな」

あの炎を使う剣の神秘は間違いなく今のヴィータ達以上のものだ。でも3対1なら。それに、あとで来てくれる真正の魔術師であるセレスが加わればきっと勝てるね。セレスは氷結系だけど、神秘の差によっては属性の優劣はひっくり返る。それが魔術なんだから。

「アイリ。ユニゾン・アウトだ。お前は神器を持って退避してろ」

『しょうがないね。ユニゾンするだけでアイリの氷結能力がヴィータに付加されちゃうんだし。残念だけど、い〜ち抜〜けた〜』

「『ユニゾン・アウト!』」

融合を解くと、ヴィータは「じゃあお前は、銃を持って陸士隊と合流だ」そう言って、“アイゼン”を銃に向けた。アイリは「ヤー。・・・っと、結構重いね」リングバインドを解除して、銃を両手で受け取ってチャッと構えてみる。

「じゃああたしは、なのはと合流すっから」

「気を付けてね、ヴィータ。神器での被害は、ルシルが苦しんじゃうし、悲しんじゃうから」

「おうよ!」

ヴィータがなのはの元へと向かって行くのを見送る。アイリの“ドラウプニル”、持ってくれば良かったな〜。特別技能捜査課としての事件捜査だったなら持って来てるんだけど、武装隊同士の演習って言うから持って来てないんだよね。あぅ、こんな事になるなんて完全に予想外。ヴィータ達みたく常に持ち歩いてないとダメみたいだね。そうじゃないと、こういう状況の時は戦力外通告を受けちゃうし。

(マイスターの役に立つためには、アイリもしっかり神器戦をこなさないとね!)

神器の銃をじっくり観察。効果としては神秘の魔力弾を発射したり、ディバインバスター並の砲撃を撃ったり出来るわけだけど。銃の知識はマイスターから教わってるから、ちょっと見てみる。
モデルはM1891/30――モシン・ナガンだね。ボルトアクション式の狙撃銃型。木の部分も鉄の部分も全部が真っ白。弾倉の方式はボルト下に内蔵されてる固定式。狙撃銃型なのに、スコープは無いのがちょっと寂しい。とにかく安全のために安全装置をONにして、さらにボルトハンドルを引いて薬室からカートリッジを全部抜き切る。

(ちょっと触れただけで込められてる神秘の強
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ