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夢のような物語に全俺が泣いた
リリルカ・アーデの思想2
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ランコ少女!」

「言い過ぎなの!もっと言葉を選んでよ!泣いてるじゃん!」

「バカ言うな!泣いてるのは元々だろが!
大体、聞けば皆が歓喜すると言われる俺の有難いお説教が途切れちまったじゃねぇか!」

「誰も言わないし思いもしないの!
て言うかブランコ少女って言わないでよ!」

「ブランコ乗りながら『私、不幸です』アピールしてた奴が何いってやがる!」

「もう怒ったの!今日こそ一太刀浴びせるんだから!」

「一蹴り貰ってるがな!」

そんなやり取りをした二人は、リリを置いて外へと出ていきました。
あれ?リリは放置ですか?

「あの二人は…変わらないと言うかなんと言うか…」

「あ…」

入れ替わりで入ってきたのは、あの時青い服装をしていた人だった。

「僕は葵 蒼也。ユウジが言ったことは…まぁ言い方は酷かったけど誰にでも当てはまることなんだよ」

「でも、リリは…」

ソウヤ様は私に巻き付いたロープをほどき、ソファへと座らせてくれました。
外からドカンドカンと響いてくる音に気にしたそぶりを見せない辺り、何時もの事なのだろうか?

「取り合えず不幸でんでんな話は置いておこうよ。
それで、ユウジの話を引き継いで…君には3つの選択が用意されてる」

「選択…?」

「そう。一つはファミリアのない状態で一からやり直す。
この場合、自分の足で歩いて、君を向かえてくれるファミリアを探さなくちゃならない。
それが何日掛かるか分からないけど、君が一人でやることになるだろうね」

……そんなの無理に決まってる。
世間では盗人小人と広まり、小人族と見るや警戒をする事に徹底されてるのだから。

「二つ目はソーマファミリアに帰ること。
実質ファミリアは解体状態だけど、神ソーマは被害者だからね。
ファミリアは無くなっていないし、これから君が何とかしていけば取り繕うことも出来なくはない。
でもそのために割く時間や労力は計り知れない。
悪く言えば君が寿命を向かえても改善しない可能性が大きいんじゃないかな?」

………ソーマ様はお酒にしか興味がない。
団員の顔や名前も覚えていないあの神様が、今更改善なんてあり得ない。
そもそも神様は人とは違って寿命がない。時間なんて気にしないほどに趣味に没頭するに決まってる。

「そして三つ目。
僕らのファミリアに入り、冒険者になること」

「…!私は―――」

「ただ一つだけ、誤解のないように言うのなら」

それが良い。そう言おうとしたのを遮られ、ソウヤ様は再び続ける。

「誤解が無いように言うのなら、僕らが君に求めるのは冒険者であってサポーターじゃない」

「それは…リリに冒険者に、サポーターじゃない冒険者になれ、と…そう言
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