暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンゼロ〜救世主達〜
第45話 これからのこと
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
シャイニングトランスフォームを発動してエンジェルエックスとなろうとしたコピーエックスだった。

しかしバイルはコピーエックスがシャイニングトランスフォームを発動した瞬間に自己崩壊を起こすようにしていたらしく、コピーエックスは自爆同然の最期を迎えた。

「コピー…エックス……」

「一体どうしたと言うんだ……」

あまりにも突然の出来事にルインとゼロは呆然としていた。

「バイルは初めからこうなることを知っていて…彼に罠を仕掛けていたんだ。彼の…本当の野望を叶えるために……。」

「可哀想な子だったな…やってきたことは許せないけど、こんな最期だなんて…哀れすぎる」

エックスの代わりとして生み出され、エネルギー不足やイレギュラー化などを理由に無実のレプリロイドを弾圧してきたコピーエックス。

しかし、バイルのような男に利用されるだけされて自爆同然の最期だなんて哀れすぎる。

次の瞬間、ネオ・アルカディア全体にバイルの声が響き渡った。

『…ネオ・アルカディアの全ての善良なる市民の皆さんに……悲しいお知らせをしなければなりません……。』

「この声は…」

「Dr.バイル…」

ルインとゼロは何となく内容は予想出来たものの、バイルの声に耳を傾けた。

『たった今…血に飢えたテロリストの手に掛かり、我らが英雄…エックス様が…………お亡くなりに…なりました…………。』

「よくもぬけぬけと…っ!!」

確かに自分達はコピーエックスを倒すつもりで来たが、コピーエックスを殺したのは紛れもなくバイルだ。

「落ち着け、まだ話は続くようだ」

怒りに震えるルインを宥め、ゼロはバイルの言葉に耳を傾けた。

『今から、条例8項の適用により…。不肖、このDr.バイルが皆さんの指導者となり…テロリスト鎮圧の指揮を執り行うことになりました…。』

「バイル…」

表情を険しくするルインだが、今からバイルの元に向かっても手遅れのために、拳を握り締めた。

『………ありがとうございます。今、皆さんのご承認を確認致しました。』

「は、はあ!?何で!?何であんな得体の知れない奴の言葉を信じちゃうの!?」

ネオ・アルカディアの市民からの承認があっさりと受けられたバイルに、ルインは唖然となってしまう。

『これから皆さんに色々なお願いをすることになるかもしれませんが……テロリスト撲滅まで……ネオ・アルカディアに真の平和は、訪れません!!共にテロリストを根絶やしするまで、戦おうではありませんか!!……クッ………クックックッ……クーックックックッ…クヒャーッハッハッハッハッ!!』

バイルの人を不快にさせる笑い声が響き渡る。

「………全て奴の筋書き通り……か」

「まさか私達もバイル
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ