第2章:異分子の排除
第16話「桜の実力」
[1/5]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
=桜side=
アリーナへ飛び出ると、オルコットは堂々と待ち構えていた。
「最後のチャンスをあげますわ。」
俺が対峙するとすぐにオルコットはそう言いだした。
「...聞くだけ聞いておこうか。」
「私が一方的な勝利を得るのは自明の理。今ここで謝るのなら、許してあげない事もなくってよ?」
「.....はぁ...。」
そういうの、チャンスって言わないぞ...?
「舐められたものだな...。」
「そう...残念ですわね...。それなら....。」
想起が警告を出してくる。
それと同時に、試合開始となる。
「お別れですわね!」
オルコットのレーザーライフル...スターライトmkVから弾が飛んでくる。
...それを、体を逸らすようにして避ける。
「っ....!?」
「真正面から撃ってくるなんて、避けてくださいって言ってるようなものだ。」
挑発するようにそう言って放つと、オルコットは分かりやすく反応する。
「っ...なら!踊りなさい!私、セシリア・オルコットとブルーティアーズが奏でる円舞曲で!」
「ほう...なら、踊ってやろうか?」
スカート状の部位から第三世代の特殊武装であるブルー・ティアーズが展開され、それらからレーザーが飛んでくる。
「ほっ、っと、よっ...!」
「なっ....!?」
それらのレーザーを、まるで疾風のように避ける。
「....さて、そろそろ行くか。」
そう言って俺は近接ブレードを一つ展開する。
「っ...!私に対して近接格闘装備など...!」
「おいおい...遠距離に近距離で挑むのが愚策とは言えないぞ?」
再度俺を囲むようにブルー・ティアーズが展開される。
「―――その動きに風を宿し、」
そこから放たれるレーザーを再び疾風の如き動きで避ける。
「っ...!喰らいなさい!」
避けた先をオルコットは予想したのか、スターライトmkVで狙撃してくる...が。
「―――その身に土を宿し、」
―――斬ッ!
その攻撃は大地の如く構えた俺に断ち切られる。
「......!」
「くっ....!」
ブルー・ティアーズで乱射してくるが、それらは先程の動きで全て捌き、オルコットを切れる間合い寸前まで迫る。
「っ...かかりましたわね!四基だけではありませんのよ!」
「っ!」
背後にあった二つ筒状のパーツからミサイルが飛んでくる。これは....!
―――ドォオオオオン!!!
「や、やりましたわ....!
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ