第4話 シャドウの出来方
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ぁ、多少は」
多少はって言うかテレビでやってたとこだけだけどね
「家にいたのにも関わらず、忽然と姿を消す!ってやつですよね」
手を顎にあてる、気分はさながらホームズだ
「実はこのアナザーワールドにも人が住んでいてな、ここの住人は夜になるとシャドウが出てきて、家に閉じ込もっちまう。それはシャドウが怖いのと、もう一つ、シャドウとして暴れ巻くって居るのは元、ここの住人だからだ」
「???いまいち意味が????」
三行で頼むってレベル
「ここの住人は“3つ”の条件でシャドウになっちまうんだ。
まず一つ、時がが来ると???寿命が来ると、シャドウになる。二つ目、シャドウに攻撃を受け、死んでしまったとき。三つ目、人生に絶望してしまった時。この3つだ」
つまりシャドウが住人を殺す
住人がシャドウになってまた別の住人を殺す
負の連鎖
ってことか
でも人生に絶望した時って...どういう事です?
聞こうと思った瞬間に答えが出る
読心術でも持っているのか...
「そしてここは、人の夢の中らしいんだ。つまり、ここの住人はその人が見ている夢自信であり、この場所は、人類の夢の場所なんだ。」
すまなかった、答え出てなかった
こんがらがってきた
ていうか
「それと神隠しに何の関係が?」
「あぁ、住人達がシャドウにやられると、夢を見ていた本人がこの世界に誘われ、夢の住人と共にシャドウになっちまうんだ」
つまるところ
夢を見ている人=ここの住人で
その住人が殺られると夢を見ている本人まで引きずり込まれるのか
「この世界に来ちまった奴は誰でも“ルール”が適応される。
夢を失った張本人は、夢も希望もなんも失ってこの世界が嫌になり、元の世界もきっと最悪だと自己暗示を掛け、“人生が嫌になる”こうして、第二のシャドウの完成って訳だ」
えぇーなんて豆腐メンタル
「それじゃあ一匹一匹倒していってもキリがないんじゃ...」
エンドレス地獄じゃないっすか
「その問題は大丈夫だ、大型のシャドウが何処かしらに点在している。そいつらをぶっ倒せば、この現象を少し抑えることが出来る」
倫子先輩は話の乗っ取りが得意ですな
「そして“それ”を狩るのが今日って訳だ」
おお、きょーへー先輩の乗っ取り返し
てか、顔がめっちゃイキイキしてますなぁ
「でも、場所がわかるんですか?大型シャドウの」
「ああ、大方予想は付いている」
頼もしいきょーへー先輩
20分ほど歩いたかな?
さっきから威嚇するようなうなり声が止まない
本当にいるのか...ワクワクすっぞ!
「もうそろそろかな」
倫子先輩がそうつぶやく
次の瞬間、何かが飛来しとてつもない揺れが俺
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