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夢のような物語に全俺が泣いた
リリルカ・アーデの思想
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どういうことなんですか?
よく見ればソーマ様の服装をそのままに、顔だけは別人になっていました。

「神の名を語り、問題を起こしまくる不届きもの。
つまりそう言うことだ。因みに本物は家の団員が救助したよ」

「…バカな、そんなスキルが存在すると言うのか」

「アンタ、性格悪いなぁ?
ウチのアイズたんが気に入っとるのが理解できんわ」

どうやらソーマ様を偽り、操っていたのは最近入団してきた男だったようだ。
そしてその男が断罪されたことによって、実質リリは自由に腰を落ち着けるだろう。
が、しかし。それは絶対にうまくいかない。
何故なら私には、ケイ様達を私の問題に巻き込んだ事実が残っているからだ。

「大丈夫だよ。
ユウジ君は悪いことをしたことはないし、きっとリリルカちゃんにも優しくしてくれる。
だから私達のホームに行こう?」

「………はい」

気づけば会場には誰もいなかった。
先程まで言い合ってたあの人と神様も、騒がしかったはずの会場も今では静まり返っていた。

本当に大丈夫なのかな、と。そう思わずに入られないほどに、今日と言う一日は大変だった。


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