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ダンジョンに最強のパワーを持った戦士がいるのは間違っているだろうか
ギルド
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言うには、それは天にまで届きそうな白亜の摩天楼。この建造物があるからこそ、ダンジョンで生まれたモンスターが都市に溢れることが無く、市民の安全を守っているらしいという事だ。バベルには様々な施設が用意されており、ダンジョンに潜る冒険者たちが不自由する事は少ないそうだ。

(どうすりゃ、ここまで巨大な建物を建てることが出来るんだ?)

そう思ってしまった俺は悪くないと思う。
俺達は歩き出した。身長差から、歩幅の違いが大きく表れてしまうが、俺がヘスティアに歩調を合わせる。

二人はギルドに向かって歩みを進めた……ゴジータにとっては、ゆっくりとだが。

バベルの入り口に冒険者が入るのを見かけた。

「あれが、ダンジョンの入り口か」

「そうだよ!……君ほどの冒険者なら、ソロでも地下の深い階層まで軽く到達できるだろうけど、危険は冒しちゃだめだよ。冒険者は冒険しちゃいけないってよく言われているんだから」

「大丈夫だ。今回は日が沈む頃には帰ってくるさ」

 どんな危険が潜むか分からないからな、今回は、稼ぐお金は少なくても構わないから深い階層に進むのは控えるべきだろうな。
……本当は行きたいけど。

「新人にはダンジョンについての講習をしてくれるはずだかよ、まぁ君ほど力量があると、どうなるか分からないけど」

(講習か……面倒臭いな)

そうこうしている内に、北西のメインストリートに面するギルドの入り口にまで辿り着く。白い柱で構築された姿形は神殿のようだった。ここで、俺はオラリオの住民として認可されるために、そしてダンジョンに入るために冒険者登録をしなければならないらしい。

「さあ、ゴジータ君!君はダンジョンの探検、僕は二人目の眷属になってくれる人探し!お互いに頑張ろうね!」

「ああ。新しい眷属探し、頑張れよ」

そう言ってヘスティアの頭を撫でた。
ヘスティアは恥ずかしそうに顔を赤らめていたが元気よく

「勿論だ!!」

と言った。
ヘスティアと別れ、俺ははダンジョンへと向かうための準備として、ギルドの入り口をくぐり抜た。
ヘスティアはメインストリートへとその豊満な胸を揺らしながら走り出した。顔はまだ赤いままだった。

俺の新しい人生の始まりであった────


ギルドに入って数分後、俺は困っていた。一人の受付嬢に。
彼女の名はエイナ・チュール
ブラウンの髪をセミロングに切り揃えた、眼鏡の似合う綺麗なハーフエルフである。
何故彼女に困っているのか、その理由は────

「あなたのここに書いてあるレベルが50と気されているのですが、どういう事ですか?」

「どういう事って言われたって、俺はヘスティアに教えられただけだ。自分で背中を見たわけじゃねえし……」

そう、ダンジョ
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