八話 分かりました 、司令官。
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」
「・・・・・この前まで、大きな爆発は制御出来なかったけど、小さな爆発なら狙ったところに起こせたのよ。今回もこんな大きな爆発を起こすつもりなんてなかったのに…」
「…君が固有魔法の制御が上手く出来なくなったのは、恐らく君の魔法力が成長したからだと思う。・・・だが、もともと大きな爆発の扱いが下手だったのはなぜだ?」それも、杖なんて便利な物を持っているのにも拘らず。
「………私の親は貿易商で、小さい頃はずっと扶桑や東南アジアで仕事をしてたの。だから、一昨年ネーデルラントに帰ってきたとき、町にも学校にも馴染めなくて 友達も出来なかった。
海軍に入ってもそれは変わらず、ううん、むしろ悪くなったわ。嫌な子に馬鹿にされたり、無視されたり、そして或る時 私は怒りのあまり暴走して 自分も巻き込まれるような大爆発で 彼女達を吹き飛ばして………それ以来よ、固有魔法が苦手になったのはね。
…そして私は、カールスラントに送られたのよ。」
…つまりトラウマか…どうやって改善するべきか?・・・
・・・「訓練だ。」 「…えっ?」
「これから毎日訓練しよう。」「…無理よ。わた「諦めんなよ。諦めんなよ、お前!! どうしてそこでやめるんだ、そこで!! もう少し頑張ってみろよ! ダメダメダメ、諦めたら 周りのこと思えよ、応援してる人たちのこと思ってみろって、あともうちょっとのところなんだから。 私だってこのところ、かなりキツくたって頑張ってんだよ! ずっとやってみろ!必ず目標を達成できる! だからこそNever Give Up!!」 うるさ「いいからトレーニングだ??」 だから「諦めたらそこで試合終了だ!」………」 無理矢理だが押しきった。
・・・息を整えて、話を再開する。
「魔法を使うのに大切なのは何か分かるか?」
「…そんなの才能に決まってるじゃない。」身も蓋もないな。
「重要なことは三つ、
訓練と 強い意思とイメージが 魔女(ウィッチ)にとって 大切なんだ。
扶桑の魔女には、絶え間ない訓練の果てに 大型ネウロイを一刀両断出来るようになった者もいる。
一度は魔力を失ったというのに、仲間と共に飛びたいという想いから魔力を取り戻した少女もいる。
箒で空を自由に飛ぶコツは、箒を身体の一部だと感じ 脚で一歩踏み出すようなイメージを持つことだという。
努力し、自分を信じ、想像しろ! You can do it??
というわけで明日から朝練をやるぞ。」早朝しかスケジュールが空いていないからな。
「 え 、えぇっ!?」使い物になれば強力なんだ、夏までにはちゃんと使えるようになって貰う。
「他の子も参加させたらどうかな?」…司令官、いつの間に!
「司令官おはようございます。早起きですね
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