第八章 反転
第11話 セカイノハザマ
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凜祢以外にももう一人、少女がいた。
彼女はこちらに背を向けていたが、上条たちの存在に気づくとこちらを振り向いた。
髪は肩にかかる程度。美しいというよりは可愛いという感じ。服装はグレーのスカートにグレーのブレザー。中はカッターシャツにネクタイと、学生感丸出しの格好だ。
まあ上条も制服なのだが。
とか考えていると、その彼女が口を開いた。
「やあやあ初めまして。私は『神代柑果(かみしろ かんか)』君が言う『幻想殺し』を創った張本人だよ。よろしくぅ」
幻想殺しを創った、張本人………?
上条「えっと……俺は上条当麻、です」
どうも彼女が年上に見えたので敬語で答えてしまった。
もう頭の処理を止めてしまった上条は告げられた事実をとりあえず受け止めていく。
何が何だか分からない上条に対して神代はふぅと息を吐き、その場に座った。
神代「さてさて、少し昔話でもしようかな。私が何者で、私がどうして君の中にいるのか……とかね」
ここからは凜祢ですら知らないお話。
神代柑果が何者なのか。
どうして自分の中にいるのか。
彼女に昔、何があったのか。
そして。
自分の身体で何が起こっているのか。
全て、明かされる。
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