暁 〜小説投稿サイト〜
とある3人のデート・ア・ライブ
第八章 反転
第11話 セカイノハザマ
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凜祢「そうだよ?もう、私の顔忘れちゃったの?」

忘れるわけがない。

でも実はこの凜祢は幻……もしくは誰かが変装して油断させているんじゃないかと考えていたのだ。

でも、今は彼女が本物の凜祢だと仮定して話を進めよう。そうしないと余計ややこしくなりそうだ。

上条「……じゃあ、ここは何なんだ?」

一番聞きたかったことを彼女に問うた。

対して凜祢は少し困ったような顔をした。

凜祢「うーん……どう表せばいいのかなぁ……?」

彼女もこの世界がよく分かっていないのだろうか。それともどう説明すればいいのか分からないのだろうか。

上条は警戒心を緩めないまま次の質問を投げかける。

上条「……なあ、どうして凜祢はここにいるんだ?」

その答えには、時間は掛からなかった。







凜祢「それはこの世界が当麻と十香ちゃんの『意識の狭間』だからだよ」







上条「…………は?」


この瞬間、

上条の脳が完全にパンクした。




ーーーー
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ーー






凜祢「ここから先は、やっぱり″彼女″のことを知っておかないと無理があるかな?」

はたまた凜祢は自分にはよく分からない意味深な発言をした。こっちは脳の整理に忙しいんだ。次から次へと疑問事を投下しないでくれ。

凜祢「少し、付いてきてくれる?」

と、身を翻して凜祢はゆっくりと歩き出した。

上条は付いていくか少し迷ったが、このままここにいても何も変わらないのは目に見えている。

だったら騙されているにしても、凜祢に操り人形のように動かされているかもしれなくても行くしかないのだ。

暫く歩いていると、辺りが少しずつ暗くなっていった。

最初は目立ちすぎず、″それ″は徐々に頭角を表していくように目立っていき、



次第に覆い尽くした。





世界が、真っ黒になった。



上条「(一体何がどうなって……?)」

と、不意に凜祢が立ち止まってこちらの方を向いた。

凜祢「さ、ここのドアを入れば″彼女″がいるよ」

ドアなんて無かったはず……なんて思ったのも束の間、凜祢の後ろには自分たちの背丈より少し大きめのドアがそこに会った。

瞬きするその間に表れたと思うと本当にここは不思議な空間だ。

この世の定義を覆すようなことを次から次へと起こしていく。

まず凜祢がドアを開ける。

今は、ここは真っ暗な空間だったのにドアから光が飛んできて思わず手で目を塞ぐ。

凜祢は構わず入っていったので、疑問に思いながらも付いていった。



ーーーー
ーーー
ーー



そこには、
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