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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?-A銃士と挑戦者〜The Crisis of Aces〜
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らうよ」

「あ、じゃあ私たちはこれで・・・」

「だな。邪魔するわけにはいかねぇし」

客が来るなら邪魔しちゃいけねぇって思ったからあたしらは席を立とうとしたんだけど、「あぁ、構わないよそのままで」そう言ったドクターがなのはの肩に手を置いた。すると「コホン。ドクター」ウーノが咳払い。

「・・・・。なのは君」

「あ、はい」

「私は君の肩に手を置いている」

「はあ・・・」

「これは・・・セクハラかい?」

ドクターが脂汗を掻きながらなのはにそう訊いた。なのははドクターの顔と自分の肩に置かれた手を交互に見る。そんでなのはは少し考えた後、「いいえ。嫌な思いはしてないですし、ひょっとしたら頭が良くなるかも、なんて思います」ニコって笑った。

「よぉしっ! 聞いたかいウーノ! なのは君は気にしないと言ってくれたぞ! しかも、すずか君と同じことを言ってくれた!」

「すずかさん、ですか・・・?」

「そうなんだよ、リイン君。すずか君もね、私に触れられると頭が良くなったりするんじゃないか、と嬉しい事を言ってくれてね」

嬉しそうに笑うドクターの横で「実際には頭は良くなりませんが」ウーノがポツリと呟いたら、「水を差さないでくれたまえよ」ドクターはがっくりと肩を落とした。そこに、ビィーっとインターホンが鳴って『ゲンヤ・ナカジマ一等陸尉です』ドクターの言う客―――ナカジマ一尉の声がした。

「どうぞ。開いております」

ウーノが応じるとスライドドアが開いて、「お? 嬢ちゃん達・・・」一尉と目が合った。あたしらは席を立ってビシッと敬礼。仮にも上官だかんな。敬語だってちゃんと使うさ。ま、ドクターやシスターズにはもう敬語もなんもねぇけどな。一尉はあたしらの敬礼に「おう」敬礼を返してくれた。

「ギンガ、スバル。嬢ちゃん達に挨拶だ」

一尉の側にはギンガとスバルが居た。最後に会ったのはクイント准陸尉の葬式以来だから、かれこれ2ヵ月ぶりくらいか。

「「こんにちは」」

「あ、はい。こんにちは」

「おう。こんにちは」「ああ。こんにちは」

「こんにちはですぅ」

お辞儀をしての挨拶をくれた2人にあたしらも挨拶を返す。けどアイリだけは挨拶せずに、一尉たちに気付かれないようにスバルを睨んでた。アイリはあの一件以降、スバルを目の仇にしてるからなぁ。ここで暴走しないだけ大人だ。

「じゃあ、俺はいつも通りここで待ってるから、スカリエッティ少将たちの言うことを聴いて、ちゃんと良い子で居るんだぞ」

「はい」「うん」

「では参りましょうか。ドクター」

「うむ。それではナカジマ一尉、待っていてくれたまえ。なのは君たちもゆっくりして行きたまえ」

そんでドクターとウーノは、ギンガと
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