暁 〜小説投稿サイト〜
大海原の魔女
七話 これより部隊の訓練に入ります
[2/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
・フォン・ビスマルク少尉
 ゲルヒルデ・シャルンホルスト少尉
 ユーリエ・ローゼンブルグ曹長
 レベッカ・マース軍曹
 マクシミリアーネ・シュルツ軍曹(以上6人)

 ・ペイント弾が当たった人物は戦闘不能
 ・シールドや固有魔法の使用もアリ
 ・他人に怪我をさせない


「あの…本当に大丈夫なんですか?」教官に尋ねたのは ユーリエ・ローゼンブルグ曹長だ。彼女は司令官の娘さんで、みんなからは『ユーちゃん』と呼ばれているんだ。

「大丈夫だ、問題ない。」
「何よ、甘く見ないで!」 確かにビスマルク少尉みたいに 1対6なんて舐められている と感じてもおかしくないよ、うん。



 ・・・ピーーーー
 


 訓練開始の笛が鳴った瞬間、教官は何かを水面に叩き込み





 ドドドババザァァーーーーッ

 轟音と共に、巨大な水しぶきが上がった。
 


「‘‘爆雷”!?自分の姿を隠すつもりか!」 「無茶苦茶ねっ!」「彼女はどこに!?」


 左か、右か、それとも距離をとったのかな…って
 水しぶきの壁がこちらへ迫り来る。そうか巨大なシールドを張って突っ込んできたのか!
「なめないで!」ビスマルク少尉も巨大なシールドを張る。それは水しぶきを防ぎ そして

「シールド魔法の練度が足りないな。君は魔力は大きいが、使いこなせていないぞ。」 教官にあっさり破られてしまった。
 呆然とする少尉に、教官はブレン軽機関銃を向け、
 

「はぁああん!?」 そのまま射線をズラして、僕と同時に援護しようとしていたユーちゃんを撃ったんだ。

「仲間を助けようとするのはいいが、隙は見せるな。」そういって彼女はUターンしていったけど・・・
「待て!」「 シャルンホルスト少尉!?勝手な行動は許さんぞ!」



 制止を無視したシャルンホルスト少尉は、教官を追いながら激しい撃ち合いを繰り広げる。
「腕は悪くないようだな。だが、猪突猛進では実戦でやっていけないぞ。」
「五月蝿(うるさ)いです!」
「なんで私を目の敵にするんだ?」
「そんなのどうでもいいでしょう!」

「 Cool にならないと罠に嵌まるぞ。」
 ────その瞬間、強い閃光が彼女の目を潰す。
「うぁあぁ!!?」
「今のは訓練用に作った時限式閃光機雷。ついさっき仕掛けたのだが、小さいから気付かれにくいんだ。」
 
 止めを刺そうとする教官に パンツァービュクセを撃って牽制し、四人で少尉の前に立つ。
「シャルンホルストを中心に輪形陣をとるぞっ。」
 少尉が回復するまで持ちこたえないと。



「その陣を使うのか。 悪くはない、
 私が相手でなければな。」 ───そう言うと、陣の反対
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ