七話 これより部隊の訓練に入ります
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どうしてこんなことになったのかな? 僕,レベッカ・マースは心底そう思う。
「マース、あと何分だっ!?」部隊の隊長であるツェッペリン大尉が大声で聞いてくる。
「あと二分!」ペイント弾をシールドで防ぎなから叫ぶ。
ビスマルク少尉に至っては喋る暇もないくらいの猛攻を受けている。
「どうしたビスマルク少尉、魔法どころかユニットさえも使いこなせていないじゃないか!」
そして、僕たちの目の前に立ち塞がっているのはワルキューレ…じゃなくてサーストン教官だ。
悔しいことに、最初は‘‘6対1”でこちらが優位だと思われたのに,こうして追い詰められているのは僕たちのほうだ。
本当に 何で…こんな 悪夢のような模擬戦を受けているんだろ?
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〜1時間前〜
僕ら、水上歩兵群の隊員はドックに来ていた。
「よし、全員来たな。 今日から君たちの教導にあたる エレン・サーストン技術大尉だ・・・・さっそくだが、ただ今より 戦闘訓練を始める。」そのとき、手を挙げた人がいる。あの人は、僕と同じ第1水上歩兵隊の …
「君は?」
「ゲルヒルデ・シャルンホルスト少尉です。質問してもよろしいでしょうか?」彼女とは同じ第1水上歩兵隊だけど、話したことがない。
「ああ、構わない。」
「大尉の海戦用ストライカーユニットでの実戦での使用時間を教えてください。」
「………」
「スオムス,ペテルブルクでの活躍を調べさせても貰いました。ネウロイの撃墜数に嘘偽りはないようですが、記録の大部分が航空戦によるものですね。」
「 シャルン、失礼よ!わざわざカールスラントまで来てくれたのに。」同じ隊のビスマルク少尉が宥めているけど…
「要するに、私の水上での実力に疑問があるのか。」
「はい。私たちはカールスラントを守らないといけないんです。こんなところにいて、実力の怪しい人物の教導を受けている暇などないんですよ。」
「すまないサーストン‘‘技術大尉”。シャルンホルスト少尉は故郷がネウロイに占領されていてな…」ツェッペリン隊長も弁護する。
「それなら、模擬戦をしてみたらどうだ?」 司令官、いつの間に!
影も‘長い友達’も薄い彼は話を続ける。
「確かに、彼女の水上での戦闘回数は多くないかもしれん。だが、海戦用ユニットの稼動時間と実戦経験は君たちには勝っているだろう。少尉にもいい訓練になるはずだ。」
「・・・・わかりました。でも、ハンデは必要でしょう。
‘‘1対6” でどうですか?」
ーーーーーー
サーストン教官(1人)
VS
第1水上歩兵隊
イザベラ・フォン・ツェッペリン大尉…隊長
ヨハンナ
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