暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
107話:終わりから始まりへ
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そこに立っていた。
「……来いよ、ただの偽善者(よわいやつ)=」
「―――おおおおぉぉぉぉぉぉ!!」
両手を広げ、まるで誰かを受け止めるような仕草を見せる。が、その表情は笑み―――いや、まさに邪悪だった。
そこへ向かって、仮面の男が駆け出した。
「シャーリーさん達、どうでした?」
「…『六課を守れなかった』って、ずっと泣いて謝られた。皆、悔しがってたよ」
「シャマルも同じ感じだったが、体の方は大丈夫だった。ただ、やっぱりザフィーラは…」
フェイトとヴィータの言葉に、ティアナは「そうですか…」と返す。いや、そう返すしかなかった。
守れなかった、それは自分も同じなのだ。六課の事も、地上本部のことも……その他のことも。
―――今回の、地上本部襲撃事件の被害は、以下の通りだ。
まずは連絡系統。戦闘機人のクラッキングや襲撃で、その機能は未だ回復していない。
本部の戦力面については、かつてなのはが教導した隊員や、AMF空間下での十分な戦闘経験のある戦闘員は、この戦況を切り抜けていた。が、やはり大部分の隊員が負傷し大幅な戦力ダウンとなった。
次に襲撃されても迎撃できるよう準備はされているが、やはり襲撃前程の戦力には程遠い。
本部の重役達には怪我などはなかったが、内部に不穏な気配があることは全員が気付いていた。おそらくスカリエッティが述べていたクライアント≠ニいうのが、陳述会に参加していた誰かだろうというのを。
そして六課。本部隊舎は前述の通り、黒い戦士―――ダークディケイドによって崩壊。
だがしかし六課の隊員はというと、本部程大きな被害ではなかった。隊員達による迅速な非難と、長時間の防衛と足止めがあったからこそだ。
フェイトが言ったシャーリーや同室だったアルトも、実際にはそこまで酷い怪我をしている訳ではない。大事を見ての入院だ。彼女達もすぐに現場復帰すると言っていたそうだ。
敵の足止めをしていたシャマルも、直接的な攻撃を受けなかった分怪我も少なく、比較的早い退院が見込まれている。
ただ、重症者がいない訳でもない。
フォワードチームの中では、エリオやキャロは大きな怪我を負うことはなかったが、本部地下でギンガ捜索の為に先行していた―――いや、し過ぎていたスバルは、ギンガを捕獲したナンバーズの迎撃を受け負傷。仲間達に自らとギンガが戦闘機人≠ナあることを打ち明けることになった。
しかしその負傷も数日の内に回復でき、現場復帰も見込まれていた。
また、六課ではヘリパイロットとして活躍していた―――ヴァイス陸曹。
彼は避難する隊員達の最
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