第10話 大晦日パニック
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サラダも喜んでもらえたみたい。…実は手が滑ってタバスコとか入っちゃったんだけどね。
大輝「おいミク?」
ミク「はい?」
大輝「なんか辛くねぇか?」
ミク「…それは言っちゃダメですよ。」
残念聞こえてますよ。まぁ、責任は私達にあるからしょうがないね。
大輝「そーいえば2人はボーカロイドアンドロイド
なんだろ?」
リン「はい」
大輝「マスターとかいないのか?」
レン「居ますよ。貴方のこともよく聞いてます。」
大輝「俺は君らのこと一言も聞いたこと
なかったぞ。」
伽耶「…てへ。」
リン「マスターはちょ〜優しい人なんだよ??」
大輝「…そんな人俺の知り合いにいたかな?」
リン「《佐久間 那津芽》って知ってる?」
大輝「…??」
大輝「まさか…佐久間先輩…?」
伽耶「正解??」
ミク「…どなたですか?」
…あれ?若干ミク姉怒ってる?無表情でそう言うミク姉怖いんだけど。
大輝「昔から世話になってる2つ上の先輩だ。」
大輝「元々両親同士が仲良くしていたから
小さい頃からの馴染みなんだ。」
ミク「そうですか…ハァァ」
そのため息が意味深で気になっちゃう。あとで質問攻めにしよう。
ーレン視点ー
大輝さんの家に泊まりに来て初めての夕食。普段の俺たちからは考えられないほどの賑やかなひと時になった。
途中からミクさんの元気がなかったことがちょっと気になるけど…まぁ気のせいだろう。
さて、夕食も済ませたし部屋に行ってゲームでも…
リン「あ、レン??暫く立ち入り禁止ね。」
レン「…今なんて?」
リン「女子トークするから男子禁制にする
って言ってるのよ。さぁ出てった出てった。」
…追い出されてしまった。せめてゲームくらい…
そうウジウジしながらなんとなくリビングに向かうと真っ白で大きなソファーに大輝さんが腰をかけていた。
特にやることもなかったので俺は大輝さんの隣に腰をかける。
レン「大輝さん…隣…いいですか?」
大輝「あぁ。ちょっと狭いけど。」
そう言って大輝さんは端へと寄ってくれた。いや、3人掛けのソファーだから別に寄らなくてもいいのに。とは言ってもなんか気まずかったので大輝さんとは少し離れて座る。
大輝「部屋…追い出されたのか?」
レン「…恥ずかしながら。」
大輝「まぁ…いざって時、男は女に
勝てないからな。」
…なんだろう。この人には俺と似た物を感じる。
大輝「ところでさぁ。」
大輝さんが不意にこちらを向いてきた。
大輝「ボーカロイドってさ人間に恋する
ものなの?」
レン「…。
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