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ロックマンゼロ〜救世主達〜
第39話 宣戦布告
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、レジスタンスのことは理解してくれてるんだと思う。ただ、今はプライドが邪魔しているだけ。エックスに似て頑固なところはあるけど、あの子はとても優しい子だから…」

「(まあ、エックスやコピーエックス、ルインには優しいんだろうがな)」

ハルピュイアからすればエックスは主であり、父でもあり、ルインは母、コピーエックスは主だ。

エックス達と他の人物に対する態度には決定的なまでの差がある。

「ルイン…何だかお母さんみたいね…。」

「へ!?」

「だって、さっきのルイン。何だか自分の子供を慈しむお母さんのように見えたもの」

「お、お母さんって…あははは…」

「おい…それよりもミッションだ。早く準備をしろ」

照れ笑いを浮かべるルインに対して、ゼロは呆れたように溜め息をしながらモニターを見つめる。

ルインも慌ててモニターを見遣る。

「選択出来るミッションを表示します」

オペレーター達が端末を操作すると、モニターに高エネルギー反応を持つレプリロイドの画像などが表示された。


ボス:アヌビステップ・ネクロマンセス5世

エリア:夕闇の砂漠

ミッション:ネオ・アルカディア軍の迎撃


ボス:ハヌマシーンR

エリア:アナトレーの森

ミッション:ネオ・アルカディア軍の迎撃


ボス:ブリザック・スタグロフR

エリア:氷の前線基地

ミッション:ネオ・アルカディア軍の迎撃


モニターに映っているのは三体共にかつてゼロが倒したレプリロイドであった。

恐らくはコピーエックス同様にバイルが復活させたのだろう。

レジスタンスとネオ・アルカディアの全面対決が始まった。
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