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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
リクエスト5!『体育祭』!
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なにか?陸上部速すぎるわ。

「そんで、次は借り物競争か」

「何を引くんだろうね〜」

「ろくでもないのに決まってんだろ」

「まあ借り物競争だしね」

「二人共。不吉なこと言わないでくれないかしら? 」

シノがストレッチをしながら俺達をジロリと見てきたが、俺は顔を背けトウイは例の棒読み笑いをしていた。

「まあいいわ。もしメガネを引いたら真っ先にヒロヤの所に行くから、その場から動かないように」

「へいへい。出来るだけ違うやつを引いてくれよ」

シノを見送り、スタート地点に生徒達が並ぶとすぐに開始のホイッスルがなった。シノは100m走でも一位だったため、すぐに地面に落ちている一枚の紙を拾い上げた。
その紙を広げて中身を見ると、シノはその場に固まってしまった。そうこうしている内に他の走行者達も紙を拾い上げ、ある所では絶望の声、ある所では歓喜の声、ある所では震えている者もいる。
てかどんな内容なんなんだよ!?

「トウイ。お前のその無駄に的中率の高い直感で内容を当ててくれ」

「ろくでもないの」

「それは分かってる。問題はその内容だ」

「まあ、本人がこっちに来てるし聞いてみたら? 」

トウイがグラウンドの方へと指差すと、シノがこちらに向かって走ってきた。心なしか、顔も少し赤くなっている。なんだ!?いったいなんなんだ!?

「え〜と、シノ?いったい何を引き当てたのですか? 」

「…………これよ」

『お姫様抱っこ(笑)』

(笑)じゃねーよ!!なんだ!?つまりなんですか!?俺達の所に来たということは、どっちかがシノにお姫様抱っこをしなきゃいけないってか!?公開処刑にも程があんだろ!?

「おいトウイ!お前が代わりに…………」

トウイの方を振り返ると何処にも居なく、代わりに一枚の紙切れが置かれており、手に取って内容を見てみる。

『頑張れ少年。さあレッツゴー!!(爆)』

「(爆)じゃねーよ!!爆笑してんじゃねーーー!!! 」

紙切れを細かく破り、空中に放り出す。

「……………ヒロヤ。トウイはどっかに行ってるし、他に頼める男友達もいないの。………………早くゴールしてくれると助かるわ」

「………………了解……」

シノをお姫様抱っこし、ゴールに向かって走る。てか思ったよりも軽いな。

「今体重の事について考えてたらひっぱたくわよ? 」

「滅相もありません!! 」

光の速度で返事をし、思考を変えるため他の走行者を見てみる。ある所では校長のヅラを奪い取った者。ある所では女子生徒に土下座している者。ある所では全ての球技に使うボールを落としながらゴールに向かう者。

てかまともなクジが一枚もないじゃないか!!?

そうこうし
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