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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter37
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た。

「ふぅ…ダメージの性で中々思うように動かないな…」

地上を出て4時間ほどが経過した。

俺達は疲れてはいないが体はボロボロでベヒモスの時のように戦えないのは明白なので何とか最小限で奴等とは戦闘しほとんどは隠れてやり過ごしていた。

そんなこんなで動く距離も通常より短く既に夕方になり日がくれそうになっていた。

「どうする?この辺りの家に忍び込んで一夜過ごすか?」

「………」

圭にこの辺りで休むかと訪ねたのだが圭は何故か黙りとして俺の声が聞こえていないようだ。

「おい、圭」

「は、はい、なんですか!?先輩」

圭の肩を揺さぶりながら声をかけて漸く反応した。

「どうした?なんか様子がおかしいみたいだけど」

「えっと…その…」

ことの理由を聞いてみようと思ったが圭は歯切れを悪くする。

「…何があるのかは知らないけど、ぼっとするなよ、正直町中敵だらけなんだから」

「はい…ごめんなさい…」

謝られてもな…

「取り合えずここら辺で今日は休もう…それでいいか?」

「そ、それもそうですね」

取り合えずそうだな…手頃の家に…

「あれ?圭ちゃん?」

「っ!?」

後ろから咄嗟に声をかけられてアークに手をかけながら振り向くと局員とは思えない男性が四人ほどがいた。

「っ!?おじさん!?」

圭が驚いた声をあげる、どうやら知り合いの様子だが、取り合えずアークを手にかけていた手を解いた。

「やっぱり、圭ちゃんだ!よかった無事だったんだね」

「あの、おじさんこそ…でもどうしてこんなところに…」

「今は祠堂家に避難されてもらっているんだ」

「私の家にですか?」

話から察するに圭の家がこの近くに存在するということか?

ん?もしかしたら上の空の原因って圭の家になにか関係があるということか?

「あのお父さんは…」

「源司さんかい?あの人なら幸さんと一緒に大丈夫だったよ、今も祠堂家にいるよ」

「そう…ですか…」

安否を聞いても安心することなく逆に落ち込んでいる表情を見せている…親と仲悪いのか?

「圭、どちみちここら辺の家に泊まるわけだから自分の家に帰ってみないか?…ほらこんな状況だし…なんか訳ありみたいだけど…」

俺は圭に一度自分の家に帰ってみたらどうだと提案すると圭は渋った顔で悩み始めた。

「圭ちゃんが無事ならきっと喜んでくれるさ」

「そう…ですね、それじゃあ、一度戻って見ます」

「決まりだな」

今日の泊まる家は圭の家に決まり、そうして圭の所で世話になっているおじさん達の先導の元に住宅地を歩いていくのであった。

途中、奴等への妨害用の柵やバリケード
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