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消えた凶器
4部分:第四章
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れに気付いたからだな」
「事件は解決できました」
「いつも思うが」
 今度はだ。署長が警部に言う。
 彼はフェットチーネを食べ続けている。そうしながら警部に言うのである。
「君は事故現場には一切足を踏み入れないな」
「はい」
「送られて来る捜査資料を細かいところまで読み」
 そうしてなのだ。

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