第2章:異分子の排除
第15話「代表決定戦まで・後」
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し、マドカちゃんもそれに付き合ってるし...。」
「どうしましょうか?」
「...しょうがない。剣道場辺りを借りて生身を鍛えるか。」
そういう訳なので、剣道場を使わせてもらえるか確かめるために剣道場へと向かった。
「....なんだ?」
「何かあったのですかね?」
剣道場に行くと、少し人だかりがあった。
「何かあったのか?」
桜さんが一人の女子生徒に尋ねる。
「えっ?あ、噂の男性操縦者が剣道で特訓してるんだって。」
....そう言う事か。あいつが何かしてるんだな。
そう思って見てみると、箒があいつを扱いていた。....弱くね?
「でもなんか弱いらしいんだよねー。」
「ふーん...。」
「どうしましょうか?」
あいつに会うのは癪だが、鍛えるなら剣道場がいいしな。
「...別に、俺たちが使ったらダメって訳じゃないよな?」
「えっ?うん。大丈夫だよ。」
「じゃあ、ちょっと剣道部の部長に...。」
そう言って桜さんはキョロキョロと見回す。
俺も部長がどこにいるか(誰かも分からないが)探す。
「あの人...かな。じゃあ、秋十君、ちょっと話をつけてくる。」
「あ、はい。待ってます。」
部長っぽい人を見つけたのか、桜さんは人ごみを掻き分けてその人の下へ向かった。
しばらくすると、桜さんは戻ってきた。
「木刀を借りてもいいってさ。早速やるか?」
「はい、やりましょうか。」
二人で木刀を取りに行く。周りの人達も俺たちに気付いたのか、あいつの方だけでなく、俺たちの方にも注目してくる。
「なんだ貴様ら!ここは今、私と一夏が使っているのだ!」
「だからって剣道場を使ったらダメな理由にはならないだろ。部長にも許可を取ったし、別に邪魔をするつもりはない。」
突っかかってきた箒になんでもないように桜さんは言い返す。
「さて、秋十君。やるぞ。あ、それと、見てる人には悪いが俺たちがやるのは剣道じゃない。.....剣戟だ。」
「....行きます!」
木刀を構え、隙を伺いつつも踏み込み、一閃する。
「..っと。」
「っ...せぁっ!」
当然、そんな単純な攻撃は防がれる。なので、すぐにぶつかり合った木刀を引き、反対から袈裟切りを繰り出す。
「甘い。」
「くっ....はっ!」
しかし、それも簡単に叩き落される。すぐさま切り上げを行うが...。
「ほっ...。お返しだ。」
「っ....!」
上体を逸らされただけで避けられ、反撃に一閃をしてくる。
何とか、後ろに飛び退く事で避ける事
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