暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
第2章:異分子の排除
第15話「代表決定戦まで・後」
[2/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
し、マドカちゃんもそれに付き合ってるし...。」

「どうしましょうか?」

「...しょうがない。剣道場辺りを借りて生身を鍛えるか。」

  そういう訳なので、剣道場を使わせてもらえるか確かめるために剣道場へと向かった。





「....なんだ?」

「何かあったのですかね?」

  剣道場に行くと、少し人だかりがあった。

「何かあったのか?」

  桜さんが一人の女子生徒に尋ねる。

「えっ?あ、噂の男性操縦者が剣道で特訓してるんだって。」

  ....そう言う事か。あいつが何かしてるんだな。
  そう思って見てみると、箒があいつを扱いていた。....弱くね?

「でもなんか弱いらしいんだよねー。」

「ふーん...。」

「どうしましょうか?」

  あいつに会うのは癪だが、鍛えるなら剣道場がいいしな。

「...別に、俺たちが使ったらダメって訳じゃないよな?」

「えっ?うん。大丈夫だよ。」

「じゃあ、ちょっと剣道部の部長に...。」

  そう言って桜さんはキョロキョロと見回す。
  俺も部長がどこにいるか(誰かも分からないが)探す。

「あの人...かな。じゃあ、秋十君、ちょっと話をつけてくる。」

「あ、はい。待ってます。」

  部長っぽい人を見つけたのか、桜さんは人ごみを掻き分けてその人の下へ向かった。

  しばらくすると、桜さんは戻ってきた。

「木刀を借りてもいいってさ。早速やるか?」

「はい、やりましょうか。」

  二人で木刀を取りに行く。周りの人達も俺たちに気付いたのか、あいつの方だけでなく、俺たちの方にも注目してくる。

「なんだ貴様ら!ここは今、私と一夏が使っているのだ!」

「だからって剣道場を使ったらダメな理由にはならないだろ。部長にも許可を取ったし、別に邪魔をするつもりはない。」

  突っかかってきた箒になんでもないように桜さんは言い返す。

「さて、秋十君。やるぞ。あ、それと、見てる人には悪いが俺たちがやるのは剣道じゃない。.....剣戟だ。」

「....行きます!」

  木刀を構え、隙を伺いつつも踏み込み、一閃する。

「..っと。」

「っ...せぁっ!」

  当然、そんな単純な攻撃は防がれる。なので、すぐにぶつかり合った木刀を引き、反対から袈裟切りを繰り出す。

「甘い。」

「くっ....はっ!」

  しかし、それも簡単に叩き落される。すぐさま切り上げを行うが...。

「ほっ...。お返しだ。」

「っ....!」

  上体を逸らされただけで避けられ、反撃に一閃をしてくる。
  何とか、後ろに飛び退く事で避ける事
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ