この世界で1番、負けられない戦い
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兜の下が、今ッ、白日のもとにさらけ出されましたあぁぁぁぁ!!!!』
「あれは女性ですねぇ。まさかあそこまでの実力者が女性とは、流石に驚きました。」
解説者、ホントに驚いてる?
まぁ、兎も角、俺が気にするのは感情が見事に表に出ない解説者ではなく、落ちてきながら目に涙をためて睨んでくるサリナだな。
「・・・・いい目になったな、ちゃんと戦う目だ。」
「煩いッ・・・・許さないッ・・・!!」
「戦う間はそのくらいの感情で上等、ほらさっさと傷を癒せ、いくぞ!」
サリナは元々、魔法適性は『回復』だった。それにさっき俺に見せたあの能力、アレに目覚める程なら絶対にもう回復魔法は覚えてる。
そう踏んで跳躍し、星の白金で攻撃しようとする俺を睨みながら、サリナは自分の傷を一瞬で全快、とまではいかないにしてもだいぶ回復させた。
「やっぱり回復魔法は持ってたか! だが攻撃は続くぞオォォ『ォォォラアァァァァァァ!!!!』」
俺の声に被せるようにして、星の白金が雄叫びとともに拳を叩き込む。
その拳がサリナの鳩尾にめり込む前に、
「調子に・・・乗るなっ!!」
サリナの体から出てきた『ソレ』が拳をぶつけて止める。
「・・・・・やはり、持ってたか。」
「えぇ・・・・、このまま叩き落とします。」
そしてサリナは、『ソレ』の名前を叫ぶ。
「クレイジーダイアモンド!!!!」
それは、星の白金以上のラッシュ力と、物質を修復する能力を持った第四部JOJO東方仗助のスタンド。
回復の魔法適性を持つサリナらしいスタンドだ。
「だが、ただで叩き落とされる程俺も優しくないんでね。星の白金!!!」
『ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララアァァァァ!!!!』
『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラアァァァァァァ!!!!!』
それは、凄まじい程のラッシュの応酬だった。
ほぼ互角のパワーがぶつかり、その衝撃は観客席に座っている人々が座席にしがみつかなければ吹き飛んでしまいそうになる程のものとなった。
だが、それも終わる。
クレイジーダイアモンドの拳が、星の白金のそれを弾いた。
そしてそのまま、ガラ空きの胴体に拳を見舞う。
「ぐはっ・・・・・、す、|星の白
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