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Epico?約束〜Contract of a Devil〜
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く合流できるように隔壁の開閉を行え! あとナビもだ!」

『ヤー!( ̄^ ̄)ゞ』

メインルーム内に隔壁が開閉する音が木霊する。それと同時、「行ってください!」ルシリオンがそう言い、通路から溢れ出す影の触手の中から歩いて出て来たレーゼフェアへと対峙する。そしてクイント班は、『こちらですε=ε=ε=(┌ ^ω^)┘』ステガノグラフィアのナビゲーションに従って、ある通路へ向かって駆けて行った。

「ルシル君!」

「はいっ!」

「一緒に帰ろうね!」

「もちろんです!」

クイントはルシリオンにそれだけを伝えて、メインルームから出て行く。そして残されたルシリオンと、闇黒系の“堕天使エグリゴリ”、レーゼフェア・ブリュンヒルデ・ヴァルキュリアの死闘の幕が切って落とされた。

・―・―・―・―・

ルシリオンとレーゼフェアを残し、まずはクイントと同じ分隊長であるメガーヌが率いる班との合流を目指すこととなったクイント班。隔壁が次々と開いていき、何者にも邪魔される事なく順調に通路を走って行く。

「セインテスト査察官、本当に大丈夫でしょうか?」

「俺たちが心配してもしょうがない気もするけどな。ナカジマ分隊長の一撃を食らっても平気だったんだぜ、あの子。けど査察官の攻撃には普通に吹っ飛んでた」

「悔しい話だけど、私たちと、ルシル君やあの少女との間には大きな差がある。私たちが居てもかえって邪魔になるだけ。今は信じるしかない・・・!」

「そう・・・ですね・・・」

ひたすら通路を走るクイント班に『こっち近道〜щ(゚Д゚щ)』ステガノグラフィアから指示が出たため、開いたばかりの隔壁を潜ると壁面がガラス張りの通路へと出た。そこで見た光景にクイント班は絶句した。

「なんっだこれ・・・!?」

「航空機・・・?」

50m近い空中通路の下には大きなドックのような空間があり、航空機のような物が4種類1機ずつ並んでいた。ステガノグラフィアが『解読済みのデータにあります。出しますか?』そう確認する。クイントは「道すがらお願い!」と答え、部下2人と共に再び走り出した。

『先ほど並んでいた内の2種はXUFシリーズ・シームルグ。XUSシリーズ・シャックスと断定。Xは試作、Uは無人、Fは戦闘機、Sは掩護機、となるようです。ですが、あと2種は未だに解読できてません(>人<)』

ステガノグラフィアからの話にクイント班は再び絶句した。ここの施設が兵器開発工場なのだと判ったから。質量兵器開発は現代の次元世界では御法度となっている。旧暦の次元世界はルール無用の質量兵器群の所為で、幾度と滅びに直面することがあった。しかし管理局が発足されたことで新暦となり、それらが違法とされ、質量兵器の無い時代が訪れた。

「ドクター・プ
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