補習授業のヒーローズ
祐斗とレイヴェルによる現状把握×悲しみを乗り越える強い気持ち
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確認してから、そう呟いた。バラキエルさんと朱璃さんは黙って頷いて今度はバラキエルさんが抱き着いた。
「話は聞いている」
その一言を聞いて、朱乃さんは表情を戻して父親の胸に顔を寄せた。
「父様、母様・・・・私・・・・」
涙交じりの声。バラキエルさんと朱璃さんは朱乃さんの頭を優しく撫でるのだった。
「今は泣け。父と母はお前が泣き止むまでここにいよう。だがお前は、若手悪魔の代表格となりつつあるグレモリー眷属の『女王』なのだ。すぐにその力を冥界の為に役立てなければならない」
「泣きなさい、溜めてた物を全て吐き出しなさい!それに大丈夫よ、一誠さんはただでは死なないんだから」
「・・・・うぅ、一誠君・・・・どうして・・・・」
父の胸の中で泣き出す朱乃さん、背中から抱き着く朱璃さん。バラキエル夫婦がいれば朱乃さんは回復するだろうと思い部屋を退出した。これ以上野暮だと思ったし、ここから家族での話し合いできっと回復するだろうと思ったからだ。あとは部長のみとなってしまったが、時間の問題かそれとも誰かが来るだろうと思って先程までいたフロアまで戻った。
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