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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
逆転の発想
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るのだ。おまけに男の右手が女性のふくよかな胸を握っている格好になっているというおまけ付きで。

「あ・・・愛・・・/////」

自分のことではないのに、耳まで真っ赤にしたシェリアは口元に手を当て、その様子に見入っている。グレイは何が起こったのか把握するのに時間がかかっていたようで、しばらく固まっており、ジュビアはアクシデントとはいえ念願が叶ったことに、どこか嬉しそうな表情で目を瞑っていた。

「わ・・・悪ぃ!!」

ようやく意識が返ってきたグレイ。彼はすぐに彼女の上から体を退けて距離を取る。想い人の唇が離れてしまったジュビアは、唇を寂しそうに押さえながら上体を起こす。

「ジュビアは・・・ついにグレイ様と・・・/////」

大喜びするのかと思っていたら、意外にもジュビアは顔を赤くしてグレイと視線を合わせられないでいる。しかもグレイに先程、自分の女性の象徴を触られながら唇を合わせたことにより、頭の中にはその先の展開しか浮かんでこない。

「ま・・・待て!!今のは不可抗力だ!!これはノーカン―――」

完全に妄想の世界に入ろうとしているジュビアに大声で叫び、先の行動を無効化しようとするグレイ。だが、そんな彼のすぐ目の前を氷の鷲が音速を凌駕するほどの速度で通過していき、言葉を発することが出来なくなってしまう。

「グレイ・・・貴様・・・」

鷲を放ったのはもちろんこの男。シェリアの後方より現れたその男は、この視界の中にも関わらず、離れていた恋敵と想い人の口付けに鬼の形相になっていた。

「リオン!!」
「リオン様・・・」

シェリアとジュビアは声の主である銀髪の青年の方に視線を向ける。が、視界が悪いこともあり、彼がすごい表情になっているのは確認できていない模様。

「ジュビアとキスをするなんて!!なんて羨ま・・・羨ましいんだ!!」
「「こいつ言い切った!!」」

取り繕うとする気配すら感じさせず、はっきりと言い切ったリオンにシェリアとジュビアは突っ込み入れる。

「待てリオン!!今のはたまたまだ!!俺はそんなつもりはねぇ!!」
「言い訳など見苦しいぞ!!俺のジュビアの唇を奪った罪!!ここで償わせてやる!!」
「お前のじゃねぇ!!」

予想できていなかった展開を目の当たりにしたリオンは普段の冷静な佇まいから一転、完全におかしくなってしまっていた。

「アイスメイク・・・(ミズチ)!!」
「ぐわああああああ!!」

彼の繰り出した造形。それは近くにいたジュビアを綺麗に避け、グレイ1人に見事に命中する。

「グレイ様!!」
「ちょっとリオン!!あんな的確に狙えるならちゃんとジュビアにも攻撃しなよ!!」

攻撃を受けたグレイに駆け寄るジュビア。それを見たシェリアはプンスカし
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