第32話 兵器再生工場
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を信じて。
「……それにしても…Dr.バイルにオメガか…また、妖精戦争の悪夢が繰り返されるのか……。」
エックスが呟いた途端、メカニロイドの姿をした防衛プログラムが迫ってくる。
エックスは右腕をXバスターに変形させると、チャージを終えたバスターの銃口を向けた。
「ダブルチャージショット!!」
二発放たれたチャージショットが防衛プログラムの数を瞬く間に減らしていく。
防衛プログラムがエックスに光弾を放つが、エックスはダッシュでそれらを全てかわしながら、バスターを構えてショットを連射。
「はあっ!!」
再びチャージショットを放ち、残りの防衛プログラムを片付けて、周囲に敵がいないことを確認してから安堵の息を吐いた瞬間であった。
「っ……」
一瞬だけエックスの姿が霞んだ。
エルピスにボディを破壊されてからはサイバーエルフの状態でいる上に力を使いすぎてしまっているのか、エックスが人型の姿を維持していられる時間が段々短くなっていく。
このままではいずれ自分は消えてしまうのだろうか…。
「(っ…嫌だ。僕はまだ消えたくない…。やっと彼女と再会出来たんだ。まだ彼女と話したいことが沢山あるんだ…。僕は…生きる…消えて…たまるか…!!)」
エックスは決意を胸にしながらこの場を去った。
それを見ていた存在に気付かずに。
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