第32話 兵器再生工場
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「キキッ!換装の暇を与えず、姿を消せばあなたに攻撃するチャンスはない!!」
「君さ、私のことを馬鹿にし過ぎ。PXアーマーに頼らなくても君の位置を把握出来るもんね。出て来い、フリージングドラゴン!!」
ハルバードを振るい、氷龍を繰り出す。
氷龍は蝙蝠型メカニロイドを薙払いながら、姿を隠しているヘルバットに喰らいついた。
「キキッ!?何故私の位置が…」
「フリージングドラゴンはレプリロイドの熱源反応とかを感知して喰らいつくの。いくら姿を隠しても熱源反応は隠せないでしょ」
弱点属性を喰らって怯んだヘルバットにハルバードを振るい、翼を斬り裂いてヘルバットの飛行能力を封じる。
そしてそのまま反撃の隙も与えず、ハルバードでヘルバットの胸を貫いた。
「キッ…キキッ…!なっていない…実にマナーがなっていない…!バイル様に…楯突こうなど…最低のマナー違反ですぞ…!キッ…キキキキキーーーッ!!」
胸を貫かれたヘルバットは断末魔の叫び声を上げながら爆散した。
「さてと、後はここの動力炉を…」
LXアーマーから通常のZXアーマーに換装してZXバスターを構えてチャージし、チャージショットを動力炉に放って破壊した。
「よし、これでいいかな。ミッション終了、転送して下さい」
動力炉を破壊して、すぐさまレジスタンスベースに通信を繋いだ。
『了解、転送します。』
ルインは転送の光に包まれ、レジスタンスベースに転送された。
「転送終了まで…2…1…転送!!」
ルインが司令室のトランスサーバーに出現した。
「お疲れ様でした」
ルージュからの労いの言葉を受けたルインがトランスサーバーから出ると、シエルが駆け寄ってくる。
「ルイン…ありがとう。これで再生工場は、しばらく動かないと思うわ…。本当に…ありがとう…。」
「うん。」
「ルイン、今日はこれくらいにして、あなたもメンテナンスルームでメンテナンスを受けてきて。あなたもかなりエネルギーを消耗したはずよ」
「分かった。ありがとうシエル」
ルインも司令室を出て、メンテナンスルームに向かう。
四つのミッションのうち、二つのミッションを攻略したので、残るミッションは四つ。
一方、サイバー空間と呼ばれる場所では、一体のレプリロイドのサイバーエルフがネオ・アルカディアのコンピュータに侵入し、情報を引き出していた。
「……よし、今、引き出せる情報はこれくらいのようだ…。」
サイバー空間に迷い込んだ“彼ら”の捜索は一旦ファントムに任せて、エックスは動き出したルイン達の助けとなるために現在引き出せる情報を入手して、レジスタンスベースに送る。
この情報が少しでもゼロやルインの助けになること
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