ターン40 鉄砲水と七色の宝玉
[7/17]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
特殊召喚!」
上下に分かれた2つの口を持つシャークモンスターの1体、ツーヘッド・シャーク。僕のデッキを割と初期のころからその攻撃的な効果でアタッカーとして支え続けてきてくれたモンスターだ。
ツーヘッド・シャーク 攻1200
「トパーズ・タイガーがいるのにあえて攻撃力1200のモンスターを?メイン2にカードを2枚セットし、ターンエンドだ」
まずはお互い、様子見といったところだろうか。勝負が動くのはこれからだ。
清明 LP:3400 手札:4
モンスター:ツーヘッド・シャーク(攻)
魔法・罠:なし
ヨハン LP:4000 手札:3
モンスター:宝玉獣 トパーズ・タイガー(攻)
魔法・罠:2(伏せ)
「僕のターン、ドロー。魔法カード発動、アクア・ジェット!このカードの効果により、魚族モンスターであるツーヘッドは攻撃力が1000アップ!さらに、ハリマンボウを召喚!」
ツーヘッド・シャーク 攻1200→2200
ハリマンボウ 攻1500
ツーヘッド・シャークは2回攻撃の能力を持つため、このターンで与えられる総ダメージは攻撃力の倍の4400。さらにハリマンボウの一撃が乗れば、このターンで一気にけりをつけることもできるという寸法だ。もちろんそううまくいくとは思っていないけど、その伏せてある防御札を引っぺがしてやることはできる。
「バトル、ツーヘッド・シャークでトパーズ・タイガーに攻撃!」
『ちいっ……!』
やぶれかぶれで爪を振り上げ突進してきたトパーズ・タイガーの攻撃を、アクア・ジェットにより強化されたスピードでひらりとかわしたツーヘッド・シャークがそのまま横に回り込んで脇腹を噛み砕く。まずは一撃、これは通った!
ツーヘッド・シャーク 攻2200→宝玉獣 トパーズ・タイガー 攻1600(破壊)
ヨハン LP4000→3400
「よくも俺の宝玉獣を!だが、昨日のデュエルを見ていたなら知ってるよな?宝玉獣は破壊されても永続魔法の扱いとなり、宝玉状態でフィールドに留まり続ける!」
その言葉通り、ヨハンの伏せた2枚のカードの横に大きなトパーズの塊が浮き上がる。だがそれだけではなく、その動きに反応して伏せカードのうち1枚が表になった。
「さらに今の破壊をトリガーとして永続トラップ発動、宝玉の集結!このカードは俺のフィールドで宝玉獣が破壊された時、デッキから別の宝玉獣を特殊召喚できる!来てくれ、サファイア・ペガサス!」
トパーズが放つオレンジ色の光に導かれ、青色の宝石……サファイアを額に持つ天馬が翼を折りたたんだ防御姿勢で特殊召喚される。
宝玉獣 サファイア・ペガサス 守1200
『どうやら私の出番のようだな、ヨハン』
「ああ、ここはお前
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ