暁 〜小説投稿サイト〜
天才小学生と真選組の方々。
就寝
[1/2]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
「「「いただきまーす!」」」
歩美ちゃん、元太君、光彦君の声が揃った。
今日、はかせの家で出されたのは、カレーだった。
みんなは、いつも通り。土方さんと沖田は、こちらにトリップする前と同じようなやり取りをしている(「総悟!てめーこのやろー!ボトルにちゃっかり何入れてやがんだ!」「え、インドのカレーに使うスパイス数十種類と、豆板醤と、一味とうがらしと、コショーと…」「って正直に答えなくていいんだよ!いいからそのボトル返せ!」)。ザキはあんぱんを頬張り、近藤さんはノーマル。普通にガツガツとカレーを食べている(人ん家なのに…恥ずかしい)。旦那はカレーを断り、あんこパフェを食べている。
私は恥ずかしさで顔を赤らめながら、少しずつカレーを食べた。思ったより美味しかった。初老で、しかも一人暮らしのおじいさんがこんなにうまくカレーを作れるなんて(総悟も土方さんも近藤さんもザキもろくにカレーが作れないのに!)、と少し感動しながら食べた。
しばらくすると、向かい合わせで座っていたコナン君、その隣に座っていた哀ちゃんが私に、「あの人たちって、いつもこんなにうるさいの?」と真面目な顔で聞いてくるので、私はおかしくてつい大笑いしてしまった。
「おい恋奈」土方さんが目を細めながら聞く。「おめえ、気でもおかしくなったか?」
しかし、私は笑いが止まらず、半ば笑いながらしゃべる羽目になった。
「あはっ、だって、んふふ、この子たちが、あはっ、あんたが、あははっ、う、うるさいって!あは、あはははははっ!マジウケる!うるさいってよ、あんた!あはははははっ!」
そう言ったところで、私は笑いがさらに止まらなくなり、大爆笑していた。
笑いが少し治まると、土方さんがこちらを睨みつけているのが目に入った。
「おい、恋奈」土方さんが静かな声で言う。「今、なんつった?」
「え?あんた、うるさいの!」
「おめーなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!ウッセーのはてめえの方だぞコルァ!マジで斬るぞ、てめえ!」
「土方…いや、マヨ方。うるさいでさぁ、お前。」
「総悟ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!お前も切られたいかこのやろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
「はいはい、うるさいよー、マヨ方君。黙ろっかー。」
「お前を永遠の眠りにつかせようかコルァァァァァァァァ!」
「瞳孔開いてるアルヨ、大串。黙るアル。」
「チャイナ娘ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!おめーが黙れ!」
「土方さん!少し落ち着きましょうよ!」
「新八ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!まともだけどムカつく!」
「って、さっきと同じパターンですか!同じ事何回言えば気がすむんですか、アンタ!」
と、騒ぎ出すみんな。それを見て、私は2人に
「あの人たちは、いつもこんなにうるさいのか。結論。いつもこのような具合で
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ